「何がしたい」「何ができる」
今日でnoteを始めて、1週間になります。9つめの投稿で、フォロワーの方が20人に。有り難うございます。
Facebookを6年ほどやっていて、記事はそちらにもシェアしているのですが、Facebookの友だちで、かつnoteでもフォローしてくれている方というのはあまりいなくて、noteを通じて、初めてお目にかかる方々に文章を読んで頂いている傾向のほうが強いです。
必ずしも、スポーツに関心がある方ばかりではないと思うのですが、自分の奥底から言葉を探し当てて文章にし、何かしらの反応を頂けた時というのは、Facebookでいいね!頂けた時とは、また違う喜びがあります。
さて、今回は『何がしたい』『何ができる』というテーマの話と、自分が、徐々にうつ病の状態から抜けていき"スポーツエッセイスト"を名乗るようになった経緯を書きたいと思います。
この2つの重要な言葉、今から5年前の2014年に出会いました。バスケットボール3on3「ストリートボール・SOMECITY TOKYO」の会場に行った際、配布されたコンセプトブック『SOMECITY SOUL』に書かれていた、大会運営者の気構え、心構えに関するキーワードです。
当時、SOMECITY(サムシティ)は7年目のシーズンを迎えていましたが、エキサイティングさに欠けたワンサイドゲームが目立つ状況もあり、創成期の哲学のようなものを、きちんと、整理し周知する必要性があったのだと思います。
BASKETBALL SPIRITS | 宣言書"SOMECITY SOUL"
改めてーボールを持って外に出ようー
https://bbspirits.com/info/sc140414/
『何がしたい』『何ができる』はSOMECITYの運営スタッフ内のコンセプトワードですが、僕自身も、人生を生きる上で、常に問いかけるべき意味あるフレーズだと思っております。
専門学校で学生を教えていたときにも、将来を考えて欲しいタイミングで、このコンセプトブックの該当ページをコピーし、配布したりしていました。
日本国内には数あまたスポーツの統括団体がありますが、組織運営の哲学をきちんと明文化している団体は、本当に限られている気がします。
noteを通じ『何がしたい』『何ができる』
うつ病になり、自信も完全喪失し、改めてこの問いかけと自分自身が向き合うことになりました。
『何がしたい』に関しては、noteでの一本目の投稿が現時点でのアンサーになるのだと思います。
『何ができる』のか、それが今日の主題です。うつ病になり、布団の上で転がっていることしかできないような状況になったことで、この問いかけは、かなり自身にとって以前よりもきつく、重いものになっていたのです。
意識せずともできることが『才能』
一日三食決まった時刻に食事を摂り、決まった時間に起床就寝すること以外、特にやりたいこともなく、やっていたのは、ネットサーフィンやYouTubeなどで気晴らしをしたり、病状について学ぶことくらいでした。
調べものをしているなかで、『才能』とは意識せずともできていることにあるというようなフレーズに行き当たり、「こんな状況でも自分ができていること」にフォーカスしてみたのです。
1. スポーツの試合については外出できる
( あまり知り合いには会いたくなかったが )
2. インターネットでの調べものができる
( 精神疾患や精神障害など自分事中心だが )
3. 一日中とにかく考えごとをしている
( ネガティブスパイラルに陥っていたが )
4. 考えを文章にして纏めることができる
( 非常に疲れをともなうが、なんとか )
5. Facebookで毎日投稿、更新ができる
( 反応はいまいちな気もするが気にしない )
纏めると『自分事について、調べ、考え、文章にして、伝えることができる』となりました。
「才能」に関しては、以下に添付するYouTubeの動画解説も、たいへん参考になりました。
『 才能=性質×武器 』という公式
この公式もなるほど、と思いました。動画のなかで、『性質』は、「共感性」「論理性」「創造性」の比率・偏りと定義されていて、この『性質』に『武器』を掛け合わせて初めて『才能』になる、という動画内での説明は、とても理解しやすかったです。
布団の上で、唯一活用していた『武器』は僕の場合は「スマートフォン」でした。
一週間前には、noteという『武器』にも出会い、今までのツールよりも、より『自分事について、調べ、考え、文章にして、伝えることできる』ようになったのです。
どの程度の『才能』か、という課題は当然ありますが、「何もできないような状況に陥ってもできること」と、認めることはできます。
エッセイストというお仕事を調べる
「何ができる」を調べたのち、今度はこの『才能』を活かせるお仕事は何か、と至ったのが「エッセイスト」でした。
スポーツの世界には、「評論家」や「記者」、「著述家」「ノンフィクションライター」「コラムニスト」など、文章を書かれる方の肩書きが存在します。
しかしながら、『自分事について伝える』というエッセイを書かれている方が、スポーツ界には意外に少ない、と感じるのです。
業界内でたいした実績を残している訳でもないのですが、一応は「中の人」であった経験と、ファンとして外側から見た自分なりのスポーツ観も、それなりにあったりします。
布団の上で熟慮した結果、『それでも、スポーツで生きていく』ことがしたい僕は、『自分事について、調べ、考え、文章にして、伝えることができる』そんなお仕事、"スポーツエッセイスト"を目指そうと決意したのでした。
長文になりましたが、『何がしたい』『何ができる』は、生きる上での究極の問いだと思っています。
皆さまにも、ぜひご活用をおすすめします。
あと、ストリートボール「SOMECITY」も面白い世界です。今月末、川崎のライブハウスCLUB CITTA'にて、今季(TOKYO1st)最終節を迎えますよ。
スポーツエッセイスト
岡田浩志