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鍼灸の日
9月17日(火)
朝、目が覚める。今日も小鳥の歌声にうっとりする。むくりと起き上がる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
電話が鳴った。
トヨタのYさんからだ。寝起きの声で出る。
「いまからお伺いしていいですか?」と、Yさん。
「いいですけど、起きたばっかりなんです。」と、私。
「書類を書いてから出るので30分後くらいになります。」と、Yさんが言った。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて顔を洗う。お水を飲んで仕事部屋のカーテンを開ける。眩しい。
Yさんがやってきた。
車庫証明の書類の住所を書きまちがえていた。現住所に保管住所を書いていた。
食事の支度をする。
絵本のラフを描く。
ごはんさんが車のエンブレムを剥がすキットをくれた。これでシエンタのエンブレムを剥がして貼り替えることができる。
MさんとLINE。話を聞いて応える。聞いて応える。少しずつ落ち着いてきた。
今日は夕方、”アットホームはりきゅう ひの” の、日野先生が治療にみえる。テーブルを ずるずる引っ張って簡易ベッドを置くための場所を作る。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。
いつもより早めに日野先生がやってきた。
まず血圧を測る。シュポシュポ。上80 下48
首と肩を診てくれる。
「固っ。」と、日野先生。
「凝っているのか凝っていないのか分からないの。」と、私。
「もうそのレベルに来てるね。」と、日野先生が笑った。
首、肩、背中、腰、足、腕、あらゆるところに鍼を刺してもらう。アレルギーに効くツボにも刺してくれる。眠くなる。うとうとする。アレルギーでお灸ができないのでストレッチをしてから ほぐしてもらう。
日野先生は鍼灸学校に月に1回講師として出向いている。そのとき、鍼灸の技術だけではなく独立するにあたっての心構えや準備などの話もされるそうだ。その他にもコミュニケーションについて、お金について。など。
そして、”お金” のことを伝えるためにお金の歴史について勉強したということ。治療が終わった後、いつもは片付けてすぐ帰られる日野先生がその話を一生懸命してくれた。ふむふむ。面白かった。
先日出来上がった絵をイーゼルに立てかけてある。日野先生がとても褒めてくれた。うれしかった。自分でも可愛く描けたなぁと思う。
エンブレムを剥がそうと思い、外に出ると暗かった。明日にしよう。
日野先生が帰られた後、修一郎が起きてきて作っておいたお弁当を食べてまた寝た。すごい。
絵本のラフを描く。
MさんからLINE。話を聞いて応える。聞いて応える。を繰り返す。落ち着いてきた。最後は明るくなった。よかった。
大袈裟にしないことが、軽やかな きぶんでいられるコツだ。と感じる。
夜、庭に出る。
まぁるいお月さまが漆黒の夜空に ぽっかり浮かんでいる。強く優しく輝いている。手を振る。
カシオペア座から見てアンドロメダ銀河が見える方向に、小さく輝いている星がある。あれアンドロメダ銀河かなぁ。と、思う。方向に関しては、陸でも空でも全く自信がない。
単眼鏡で見てみる。きれいでうれしくなる。夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
今日もいい一日だった。