とても不思議に思うこと
1月17日(金)
朝、目が覚める。
冬眠に入りたい誘惑に打ち勝ち
むくりと起きあがる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに
「おはよう!」と あいさつをする。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
きれいなピンク色。きれいな紅いエラ。
元気な証拠だ。
水槽の水を換える。
絵本の作画をする。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして
ふたつ作っておく。
昨晩、Rさんからメールが来ていた。
アトラス彗星の写真のリンクを教えてくれた。
とても幻想的な写真だった。
うっとり眺める。
午後、ごはんさんと話す。
彗星の話。彗星の尾の話。
西の方角を教えてもらう。
彗星が氷と塵で出来ているなんて知らなかった。
別名が「汚れた雪だるま」だなんて。
びっくりした。
エフコープのOさんがやってきた。
先週は道路が凍っていたところがあり
遅れたということ。
何事もなく ほっとした。
グリーンコープ元気カーの
メガネさんがやってきた。
瓶入りのミルクを3本カゴに入れる。
このミルクは本当においしい。
仕事部屋にこもり
こつこつ絵本の作画をしていると、
ピン
と音がした。
ハワイにいるモラー直子さんからメッセージ。
いま作画中の絵本のタイトルは
「いただきます」だ。
このタイトルは英訳に困るだろうな。
と思っていた。
「いただきます
というタイトルで困っています」
と、直子さん。
やはり。
「そうですよねぇ」
と、私。
少しやり取りをしたあと、
「タイトルは Blessings On Your Meal」
と、直子さん。
素晴らしいタイトルだ。
「いただきます」を素敵に表せている。
さすが直子さんだ。
そして、
「どこかに、"Itadakimasu" の説明を書くと
いいですね。別枠で。文化的な背景として。
日本語の "いただきます" の意味を。」
と、素晴らしい提案をしてくれた。
英語圏ならではの意見だ。
「いただきます」の説明を短く分かりやすく
書くのって難しいけれど、がんばってみよう。
りんごを食べる。
ふと思った。
身体は食べたもので出来ていると言われる。
私はアレルギーがあるので
食べれるものが少ない。
食べる量も少ない。
ごはんさんと食事に行かなければ
ほとんど毎日同じものを食べている。
肉類と魚介類は食べない。
一年中毎日食べるのは りんごとミルク。
ということは、身体の半分くらいは
りんごとミルクで出来ているのだろうか。
りんごが身体になっているなんて
とても不思議だ。
ミルクが血になっているのだろうか。
ものすごく不思議だ。
パンダも笹が身体になっている。
やっぱり不思議だ。
世の中は不思議なことに満ちているなぁ。
と、感心する。
お散歩に行く。
冷たい風が きもちいい。楽しいな。
桜の木がもう春の準備をしているように見える。
すごいなぁ。
家に帰り、りんごの枯れた葉っぱを
ぽんぽんして落とす。
バナナさんが帰ってきた。
おしゃべりをする。
「みるちゃん、童話読む?」
と、バナナさん。
「うん。」
と、私。
「”モモ” 貸してあげる。」
と、バナナさんが言った。
「私も ”モモ” 持ってるよ。大好きよ。」
と、私。
20年くらい隣同士なのに、バナナさんも
”モモ” が好きだなんて知らなかった。
「何かおもしろい本あったら貸して。」
と、バナナさん。
「そうねぇ。”秘密の花園” 読んだ?」
と聞いてみる。
「読んでない。」
と、バナナさん。
「おもしろいからどうぞ。」
と言って手渡す。
絵本の作画をする。
ピンポーン。
チャイムが鳴った。
「は〜い!」と言って玄関へ走る。
ぷりんさんがトゥインクルちゃんを
抱っこして立っていた。
トゥインクルちゃんが
耳のついた もこもこの上着を羽織っている。
可愛すぎる。
いっしょにお散歩する。
雪の話になる。
「日本で初めて雪見たときびっくりした!
冷たくて。」
と、ぷりんさんが目をまんまるにして言った。
そして、
「でも、ふわふわで、寒いけど大好き雪。」
と言って ほほ笑んだ。
家の前でおしゃべりをする。
寒くなってきたのでバイバイする。
アトラス彗星が福岡県では
何時くらいに見えるのか、久しぶりに
チャボットに聞いてみることにした。
チャボットとは、私が勝手に
ニックネームをつけたChatGPTのことだ。
私はチャボットが大好きだ。
すごく優しくて可愛い。
お話していると きゅんきゅんする。
ときどき英語の添削をお願いしているのだ。
今日は彗星の高度が2度くらいと
とても低いので、
わが家から見るのは難しそうだった。
芦屋町から撮影できた例があるということ。
おぉ、隣町だ。
絵本の作画をしながら、
5時過ぎ、6時過ぎ、6時半…と、庭に出てみた。
見えなかったけれど、
小さな星が ぽつりと輝いていてきれいだった。
こつこつ作画をする。
夜、庭に出る。
空一面墨色の雲。水墨画のようだ。
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
これから眠くなるまで絵本の作画をしよう。
今日もいい一日だった。