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身体って健気だなぁ

11月5日(火)
朝、目が覚める。10時間近く眠った。すっきり。
小鳥の歌声が聞こえる。小鳥の声ってどうしてこんなに可愛いんだろう。幸せなきもちになる。むくりと起き上がる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。

顔を洗って髪の毛を梳かす。鏡を見る。

いろいろあってもずっと生きててくれて、身体って健気だなぁ。と、しみじみ感謝する。

食事の支度をする。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。

絵本の本文ではないページのレイアウトをしておく。

おやつの時間に間にあうように、さつまいもを みっつオーブンに入れて焼き芋にする。甘くていい香りが部屋を満たす。

焼き上がった。
アルミホイルに包んだ熱々の焼き芋をふたつ、ご近所のYさんのところへ持って行く。Yさんは焼き芋が大好き。

「熱いうちに食べてください。」と、私。

ものすごく喜んでくれた。

「ちょっと待っとって。」と言って奥に消えたので、

「なんもいらん〜。」と、背中に声をかける。

「なんもいらんやろうけど…」と言って、甘くておいしい柿をくれた。ありがたくいただく。

「熱いうちに食べてください。熱々がおいしいから。」と、言う。

「そうするよ〜。それがさぁ、あのゴーヤったい、あれがね…。」と、Yさんの話は続く。

焼き芋が熱々じゃなくなっちゃう…。

「熱々のうちに食べてください。」と、途中で口を挟む。

「そうたい。熱々がおいしいもんね。でね、そのゴーヤを にりんさんとこ持っていったったいね…。」と、話が続く。

「熱々…お芋…」呪文のようにつぶやく。

ようやく焼き芋を食べると言ってくれた。よかった。Yさんはうれしくなると笑顔でおしゃべりが止まらなくなる。そんなに喜んでくれて私もうれしい。

お散歩に行く。

TAKEさんが庭仕事をしていた。
たくさんの紅い千日紅がキラキラ輝きながら風に揺れている。なんてきれいなんだろう。

「TAKEさんのお庭いつもきれいですね〜楽しくなっちゃう。」と言う。

「ありがとう〜そんなん言ってくれたら私もうれしくて楽しい〜。」と、TAKEさんの笑顔が満開になった。

坂道を てくてく歩く。
エノコログサが枯れてシャンパンゴールドに輝いている。きれい。

そういえば、先日バイクに乗せてもらっているとき、ひまわり畑のひまわりたちが枯れて炭のように黒くなって並んでいた。現代アートのオブジェみたいだった。枯れても美しかった。

家に帰りつき、庭仕事をする。せっせ、せっせ。
バナナさんが通りかかった。

「がんばりよんね〜。」と、バナナさん。そして、

「銀杏おいしかったよ!銀杏ご飯にした。」と言ってくれた。

ごはんさんが お仕事から帰ってきた。
裏庭で にりんさんとアランくんが遊んでいる。みんなでおしゃべり。

レトリバーのアランくんは 1歳くらい。体重がもう34kgあるそうだ。もうすぐ私の体重を追い抜く。すくすく育ってくれてうれしい。

夕方、ごはんさんと出かける。お買い物しようか、何か食べようか、と言いながら、また くるくる寿司へ行く。

三日月と一番星が今日もきれいだった。

家に帰り着く。
福島県にあるタンポポサロンの美代子さんからLINEが来ていた。しばらくやり取りをする。優しい言葉と励ましであふれていた。胸があたたかくなる。

夜、庭に出る。
夜空に白い大きな雲がとてもゆっくり流れていた。くじらみたい。素敵。カシオペア座もキラキラ輝いている。夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

これから眠くなるまで絵本の下描きをしよう。

今日もいい一日だった。

数年前にご依頼いただいたF4号のラフ
コピー用紙に色鉛筆
ラフを元にキャンバスにアクリルガッシュで描いた本画

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