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おっさんだけど、仕事辞めて北海道でチャリ旅するよ\(^o^)/ Vol,44 ご馳走

2024 0912 Thu
「いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも喰えるくらいになりなよ」
これは、漫画『美味しんぼ』に登場するセリフらしいです。
…『美味しんぼ』は物凄~く嫌いな漫画なので読んだことはありませんが、いつの頃からか、わたしはこう思うようになりました。
“気軽に飯を振る舞える人間でありたい”

荒涼としたパミールの山々。そこに1件、また1件と点在する家。わたしが勝手にビバークした場所は後ろ姿の彼の土地だったにもかかわらず、翌朝、彼はなにも言わずに朝食を手渡してくれました。カッコイイとはこういうことですね。


アジアで、北海道で。
わたしはいろいろな人からご馳走してもらいました。
目が合っただけで、
「おーい、こっち来いよ」
と言って自分たちのお昼ご飯を分けてくれた、パミールのおっちゃんおばちゃん兄貴や姐さん方。彼らのウェルカム精神は、さっぱりとしていて非常に清々しく、本当に気持ちの良いものでした。

食事はないの、って話だったのに、夕食を持ってきてくれた宿の姐さん。いやいや、用意してくれるんならそう言ってよ。オレ値切っちゃったじゃん。たまたまプレゼントがあったからよかったものの、無かったら恐縮しちゃうよ。
長距離トラックの運ちゃんが振る舞ってくれたアヒージョ。メチャクチャ塩辛かったけど、汗かきまくってたからサイコーでした。まあこのあと、ウォッカの飲み過ぎで道端で普通に寝ちゃうんですが…。

北海道でも、飯を喰いに入った食堂でなぜか4食もご馳走になり、なんなら宿の世話までしてもらうという理解を超えた親切までしていただいたこともありました。

ナイスガイでありタフガイでもある。そんなおじさんに、わたしはなりたい。

北海道にはいろんな美味しいものがあるそうですが、わたしの北海道旅行で記憶に残っている旨い食べ物は、みんなご馳走してもらったものです。
アジアだってそうです。やっぱりと言うかなんと言うか、ご馳走してもらったモノが一番記憶に残りますね。
※ラオスで飲んだマンゴージュースと牛串は除く。

強烈に旨かったラオスの串肉料理。たぶん新鮮なんでしょうな、とんでもなく。肉=滋養。この意味がよく理解できました。


 
幾度となくおごってもらってきた者として、わたしはご馳走してもらうことの嬉しさや喜びを知っています。だから、わたしも上手に奢りができる人でありたいのです。
いえ奢りなどと大層なことを言いましたが、ジュース1本でもよいのです。
「まあ茶でも飲みましょうよ」
そう言ってジュースを渡し
「おっ、いいですな」
と気軽に返してもらう、そんな関係を築いていきたいのですよね。

呼ばれればどこにでもついていく。工事現場の兄貴たちだろうがポン引きだろうが呑み屋の姐さんだろうが、とりあえず話を聞く。旅行中のわたしはいわゆる “フッ軽” です。


飯だってそうです。どうせわたしが入る食堂なんて大した金額はしないのですから、相手に遠慮されないようにしながら、ビシバシ奢っていきたいところです。
そうしないと、いままで奢ってもらったバランスが取れませんからね。
そんでもって、これからもバンバンご馳走してほしいですからね。

これこれ、コレ系よ、オレっちが好きなのは!
なんでも美味しく食べますが、こと蕎麦となると、わたしは本気になります。これは幌加内蕎麦。
A ramen on the Tonkatsu! 盆と正月が一度に来た。そんな感じですな。
この山盛り焼肉丼は、まだ東京にもあるのです。たぶん。
新世代。そう言うと言い過ぎですが、新しく開店する食堂ももちろんあります。がんばれ! 町の定食屋。我々おっさんはあなたたちを応援します!
たまにはこんなシャレオツなカレーだって喰いますよ。だって、おっさんだもの。
こんな感じの店内で…。
こんな感じに漫画があって…。
そんでもってこんな感じの定食が出てきたら…。嗚呼、愛さずにいられない。

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