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三つ巴から、天照大神と徐福とミトラ教に繋がる。

今回は、三つ巴(みつどもえ)から考えていきたいと思います。

太鼓に配された三つ巴


巴(ともえ)とは、何でしょうか。

「ともえ(ともゑ)」の起りには、弓を射る時に使う(とも)を図案化したもので、もとは鞆絵であるという説、勾玉を図案化したものである[1]などの説がある。

巴 - Wikipedia


鞆(とも)の絵(え)とは、どんな物でしょうか。

鞆(とも)は、古代に用いられた弓具の一種です。埴輪の左手首や腰に装着されていることから、少なくとも5世紀ごろには用いられていたと考えられます。
大きさはこぶし大で革製、なかに稲わらを詰め、外側は黒漆を塗り革緒で結びます。左腕に結び付けて弓を射るときに弦(つる)がひじを打たないようにした他、釧(くしろ:軍陣や狩猟の際に手首に付けた飾りのこと)にあたって破損するのを防ぎました。
鞆の表側には巴/鞆絵(ともえ:水が渦を巻いて外へめぐるような形・模様のこと)を描いています。弦が触れたときの音響が「とん」や「ぽん」と言うところから「とも」と呼ばれ、革製のため国字で「鞆」と書きました。


「鞆 摂津国住吉社蔵鞆写し」は、木彫りで黒漆塗、銀金具が嵌められており、表には銀で三つ巴を描いています。「集古十種」(しゅうこじっしゅ)に描かれた摂津国(せっつのくに:現在の大阪府北西部、及び兵庫県南東部)住吉社(すみよししゃ:住吉大社のこと)の蔵品を模して作られたと想定される物です。

鞆 摂津国住吉社蔵鞆写し
出典:鞆 摂津国住吉社蔵鞆写し


上記の「鞆」は住吉大社蔵写しとのことですので、住吉大社の祭神を見てみます。

祭神は、底筒男命・中筒男命・表筒男命・息長足姫命(神功皇后)の四柱とされています。

筒とは星。そして航海にまつわる「三台星」の神格化

航海神、住吉大神とは底筒男命、中筒男命、表筒男命の三神です。そして「筒」とは星のことであり、三つ星の神格化ともされます。ちなみに三つ星と言えばオリオン座の三つ星を思い起こしますが、航海にまつわる三つ星とは、北極星を示す上台、中台、下台の「三台星」のこと。北斗七星の外側にある三つ星であり「三筒」とも呼ばれます。

また、中国の上海の南、浙江省には天台山があります。この天台山は大陸の神仙思想の大元であり、古来から神仙の道士が多く住み、三台星の思想はここで生まれたとされます。三つの峰を持つ天台山は天帝の星、紫微星(北極星)を支える三台星の真下にあるとされ、三つ星を宗紋とする後の天台宗もこの山で生まれています。

航海の神を祀る大阪の住吉大社、総本社で三つ星信仰生成のストーリーに触れる旅


底筒男命、中筒男命、表筒男命の三神とは、「三台星(さんたいせい)」という北斗七星の外側にある三つ星であることを、初めて知りました。

三台星
出典:http://yamauo1945.sakura.ne.jp/ayahito.html


住吉大社の鞆絵には、三台星という三つ星が描かれているのかも知れません。

住吉大神は海中より出現し、弓の神でもあるということです。

住吉大神は海中より出現されたため、海の神としての信仰があり、古くから航海関係者や漁民の間で、霊験あらたかな神として崇敬されてきました。 奈良時代、遣唐使の派遣の際には、必ず海上の無事を祈りました。 「住吉に斎く祝(はふり)が神言と行くとも来とも船は早けん」(万葉集)と詠まれるこの歌は、住吉大神の言葉として、遣唐使に対し無事の帰還を約束した神のお告げを伝えたものです。

弓の神
神功皇后の新羅遠征(三韓遠征)神話に由来します。神功皇后は住吉大神のお力をいただき、御自らも弓鉾をとり、大いに国威を発揚せられたとあります。
また、神功皇后は住吉大神の鎮斎に際し、その警護のために土師弓部(はじのゆみべ)十六人を当社におかれたといいます。その故事にちなんで、邪気退散・天下泰平を祈願し、御結鎮神事(お弓始め)が新春に行われます。

住吉大社 祭神の神徳

住吉大神御神影


住吉大神の絵には、鶴が描かれています。「鶴」で思い起こされるのが、「徐福」です。

聖徳山福源寺は1724年の創建で聖徳太子の木造や自画像が納められた六角堂も建っています。
 聖徳太子が諸国の様子を見に旅に出たとき,黒駒に導かれてここにたどり着いたが,その時3枚の自画像を描きました。ここに納められているのがそのうちの1枚です。
 徐福は不老不死の仙薬を求めて富士山に入りましたが,その途中で亡くなってしまいます。そして,3羽の鶴に化身して空に舞い上がったのですが,うち1羽が死んで福源寺に落ちてしまいました。この鶴を葬ったのが鶴塚です。
 富士山北麓地域の人たちはこの鶴塚を徐福の墓としています。

聖徳太子と徐福にゆかりの福源寺


徐福は富士山で亡くなり、三羽の鶴に化身したとされているため、「三」と「鶴」のキーワードが住吉大神と重なります。

住吉大社の社家は津守氏であり、津守氏は「天火明命」の五世孫であるとされています。

住吉神社の神主は、津守氏である。津守氏は、天火明命五世の孫・建筒草命を祖とし、摂津住吉神社の神主として歴代奉仕した。系譜的には、尾張の熱田神宮の尾張氏と同族の関係になる。

社家の姓氏-津守氏- - harimaya.com


「天火明命」とは彦火明命で、京都府宮津市にある「籠神社」の主祭神です。

籠神社 導き絵馬


籠神社の絵馬には「三つ巴」の神紋と、天の鹿児弓という「弓」が描かれています。

住吉大社の鞆絵には「三つ巴」が描かれており、住吉大神は「弓」の神でもありました。

籠神社の祭神と住吉大社の祭神は、同じ神なのでしょうか。

昔は籠神社の裏神紋として、△と▽を重ね、中央に〇(太陽)と☽(月)を描いた紋を使用していたようだが、ユダヤの六芒星と勘違いされることが多くなり今は使われていないようだ。真名井神社の石碑も以前は裏神紋を使用していたが、今は表神紋の「三つ巴(みつどもえ)」に変更されている。

△と▽のマークは、天界と地上をつなぐとされる天橋立の神話を表しており、△▽を重ねると籠の網目模様に見える。そして太陽と月は、天照大神と豊受大神を表現したものらしい。由緒ある裏神紋が再びお目見えする日がくることを願いたい。

籠神社 前編 ~日本人なら知っておきたい、伊勢神宮のふるさと「元伊勢」とは~


籠神社の神紋は、以前は六芒星が使用されていました。「伊勢神宮」の石灯籠にも六芒星の神紋が彫られていることが知られています。

また、伊勢の内宮の神は寂しいからと、籠神社の月神を外宮に呼びよせたとされる。
「勧請した=同神」を意味している。
伊勢の天照と豊受大神は、籠の神。
籠の神は、饒速日命と豊受大神。
伊勢が古来、磯神と呼ばれて来たのは、高良神と同神の安曇磯良神であるからだ。
礒神は石上(いそのかみ)。
石上神宮の神は饒速日命。
籠神社にはもう一柱、豊受大神がおられた。
彼女は市杵島姫命であり、饒速日命の后の御炊屋姫。
女神天照に繋がっている。
つまり、彼ら二柱が天照ということになる。

住吉三神とは*二柱の天照


籠神社とは「元伊勢」であるため、伊勢神宮と同一神であることに異論はありません。

さらに上記記事では、饒速日命 と市杵島姫命(御炊屋姫)も天照に繋がり、住吉大社の祭神も天照、すなわち「天照国照彦火明命」という籠神社の祭神と同神であるというのです。

饒速日命(ニギハヤヒ)は、天火明命(ホアカリ)であり「徐福」であると言われています。詳しくはこちら→日本と世界7(徐福渡来)

徐福は方士であり、呪術や占星術・天文学にも通じていたため、住吉大社で「三台星」として祀られていることも頷けます。

「三台星」という三つ星信仰とは、やはり北辰(北極星)信仰であると考えられます。

三台星
出典:http://yamauo1945.sakura.ne.jp/ayahito.html

 古代中国では、北極星は、北辰(ほくしん 辰は龍神を意味する)と呼ばれ、あらゆる星が北極星を中心に巡ることから、全宇宙を司る星として崇拝され、天帝の化現した姿だと信じられていた。北辰は、道教の中心的な神である太一神(たいいっしん)と同一視された。また、北辰信仰は、北極星に対するものであるが、広く北斗七星も「辰」と見なされた。

六甲山系ごろごろ岳 漢人の磐座


この北辰信仰は、「ミトラ教」に繋がります。

③ミトラ教はバビロニア占星術を中国に持ち込んだ。十二星座・二八宿は、当時の中国の十二支・二八宿と融合した。七曜とミトラ教の呪術的な側面は、中国道教における北辰(北斗七星)信仰に結びついた。

日本には、陰陽道と仏教をとおして断片的にミトラ教の知識が持ち込まれた。これらは、陰陽道・修験道・仏教の中で醸成融合し、妙見信仰や摩多羅神の秘儀を成立させた。戦国時代以降、亡命者・難民・商人などさまざまなかたちで、中国から弥勒教が断片的に持ち込まれ、庶民の間に広まった。江戸時代中期になると、弥勒教は、修験道(富士講)と結びついて、妙見=弥勒を本尊とする弥勒講を成立させた。これと呼応するかたちで、庶民の間で日本版ミトラ七神が形成され、七福神というかたちをとった。

ミトラ教.ミトラ教史.ミトラ教の東方伝播 - Coocan


日本の「七福神」とは「ミトラ七神」だということです。

一般的な七福神は、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天になります。

この七福神に表される神または人物たちは、日本へ「ミトラ教」を携え「宝船」に乗り、海から渡来したということなのでしょうか。

七福神の中でも「福禄寿と寿老人」が、二柱で一組という考えもあるようです。

この二神のキーワードとして挙げられるのが、「福禄寿」は、三つ星・鶴・鹿・桃で「寿老人」は、不死の霊薬・瓢箪・牡鹿・桃です。

「不死の霊薬」と「鶴」は、まさに「徐福」に該当するキーワードです。

「ミトラ教」に繋がる北辰信仰は、北極星(太一)への信仰であるため、この北極星とは「ミトラ神」に当たるのではないでしょうか。

籠神社にはもう一柱、豊受大神がおられた。
彼女は市杵島姫命であり、饒速日命の后の御炊屋姫。
女神天照に繋がっている。
つまり、彼ら二柱が天照ということになる。

住吉神は、二柱の天照。神話の神はこの二柱に集約され、その物語も彼らのものとなる。時系列や神が違えども、すべて彼らなのだ。

住吉三神とは*二柱の天照


上記によると、神話の神とは饒速日命(天照国照彦火明命=徐福)と市杵島姫命(天照大神)の二柱に集約される、ということです。

日本の古代史について調べていると、どうしても最後に行き着くのは「徐福」であり、最近では「ミトラ教」です。

ミトラ(ミスラ)の神は、インド・ヨーロッパ語族の神で、特に古代インドや古代ペルシア(イラン)にいたアーリア人たちから崇拝と帰依を受けた太陽神光明神)です(本来、ミトラ神は光の神だったが、ヘレニズム以後、太陽神とされるようになった)。

ミトラ教①:古代ペルシャの密儀宗教


徐福とは秦氏であるので、「アーリア人」であり、やはり「ミトラ教」と繋がっています。

秦氏とアーリア人についても、RAPT理論によって詳しく解明されています。


RAPT×読者対談〈第108弾〉世界はアーリア人(秦氏)とチュルク族(月派・出雲)の抗争の上に成り立っている。


秦氏の正体はロスチャイルドでした。


「秦氏=ロスチャイルド」は日常的に虐殺と人身供養を行っていた「秦の始皇帝」の末裔です。


この日本とは、秦氏である「徐福」と「ミトラ教」から多大な影響を受けて形成されてきた可能性があるのです。

そして住吉大社の祭神とは「徐福」であると想定され、三つ巴とは、住吉大社の「鞆の絵」が元となっている可能性を発見することができました。

秦氏とはロスチャイルドで、鞆絵とは三つ巴であり「666」にも見えます。

出典:鞆 摂津国住吉社蔵鞆写し


「666」とは、「ロスチャイルド」または「徐福」のことが表されているのかも知れません。


サタンは私たち人間が何もかも分からなくなるようにし、神様は私たち人間が何もかも分かるように導かれる。だから、分からないことは全て分かるまで研究し、祈り求める者となりなさい。


サタンは人々から考える力を奪い取り、主は人々に考える楽しみをお与えになる。


この時代に送られた中心者は、聖書の歴史の締めくくりを成し、自らの使命を最後まで成し遂げ、これによって天で大きな栄光を受けた。だから、中心者の伝えた御言葉はこれから急速に全世界に広まり、その名が高められるだろう。


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