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神様のことを知るために。 〜イスラエルの嗣業の土地〜

ヨシュア率いるイスラエルは、カナンの地の占領の第一段階を終えました。

神様は約束の地カナンの土地の範囲を、モーセに次のようにお示しになっていました。


イスラエルの嗣業の土地
 
主はモーセに仰せになった。
 イスラエルの人々に命じて、こう言いなさい。
 あなたたちがカナンの土地に入るとき、嗣業としてあなたたちのものになる土地は、それぞれ境で囲まれたカナンの土地であって、それは次のとおりである。
 南側は、エドムと国境を接するツィンの荒れ野に延びる。すなわち、その南境は、塩の海の南端を東の起点とし、そこからアクラビムの坂を南に向かい、ツィンを経て、カデシュ・バルネアの南に達する。そこから更に、ハツァル・アダル、アツモンを経、アツモンからエジプトの川に向かい、海に達する。
 西境は大海の沿岸である。これが西境である。
 北境は次のとおりである。大海からホル山まで線を引き、更に、ホル山からレボ・ハマトに線を引いて、ツェダトの境に達する。更に、境界線はジフロンを経て、ハツァル・エナンに達する。これが北境である。
 東境は、ハツァル・エナンからシェファムに線を引き、シェファムからアインの東側のリブラに下る。更に境界線は、キネレト湖の東斜面を経て、ヨルダン川を下り、塩の海に達する。
 以上の境界線の内側があなたたちの土地である。
 モーセはイスラエルの人々に命じた。
 「これは、あなたたちがくじを引いて、嗣業として受け継ぐべき土地である。主はこれを九つの部族と半部族に与えよ、と命じられた。ルベンの子孫の部族とガドの子孫の部族は、それぞれ家系に従って、既に嗣業の土地を受けており、マナセの半部族もそれを受けている。この二つの部族と半部族は、エリコに近いヨルダン川の対岸、日の昇る東側に、彼らの嗣業土地を既に受けている。」

旧約聖書 民数記  34.1-15 新共同訳


神様がモーセに告げられたとおりに、ヨシュアはカナンの地をイスラエルの各部族ごとにくじを引いて、嗣業の土地として分け与えました。


引用元:https://chrismichaelmoore.com/updates/tag/Homework


イスラエル民族は、モーセの出エジプトから荒れ野を経て、ヨシュアの時代にカナン進出を果たし、遂にイスラエルの各部族への土地を配分するところまで、到達しました。

しかしながら神様はヨシュアに、『占領すべき土地はまだたくさん残っている』と仰いました。


各部族の領地
 
ヨシュアが多くの日を重ねて老人となったとき、主は彼にこう言われた。 「あなたは年を重ねて、老人となったが、占領すべき土地はまだたくさん残っている。残っている土地は次のとおりである。ペリシテ人の全地域とゲシュル人の全域、エジプトの東境のシホルから、北はカナン人のものとみなされているエクロンの境まで。ここには五人のペリシテ人の領主の治めるガザ、アシュドド、アシュケロン、ガト、エクロンの人々がおり、アビム人の領土がその南にある。またカナン人の土地全域、シドン人のメアラ、アモリ人の国境アフェカ、更にゲバル人の土地、ヘルモン山のふもとバアル・ガドからレボ・ハマトに至るレバノン山東部全域、およびレバノン山からミスレフォト・マイムに至る山地の全住民、すべてのシドン人。わたしは、イスラエルの人々のために、彼らすべてを追い払う。あなたはただ、わたしの命じたとおり、それをイスラエルの嗣業の土地として分けなさい。この土地を九つの部族とマナセの半部族に嗣業の土地として配分しなさい。ヨルダン川から西の海まで、海沿いの地域をこれに与えなさい。」

旧約聖書 ヨシュア記 13.1-7 新共同訳


イスラエル民族がこれから占領すべき土地の範囲は、上に掲載した地図と、聖書の記載とを照らし合わせてみると、全体像が見えてきます。

ペリシテ人の全地域について、カナン南部の地中海沿岸部に、ペリシテの地域があります。

ペリシテ人とは、ノアの孫・ハムの子エジプトからカフトル人が生まれ、カフトル人からペリシテ人が出ました。

ゲシュル人の全域について、ゲシュルには、アラム人が住み国を築いていたと言われており、カナン北部にアラムの地域があります。

アラム人とは、ノアの子セムの子孫です。

アビム人の領土とは、ペリシテ人の領主が治める地域の南にあると書かれていますので、アマレクの地域のことではないかと考えられます。

シホルとは、エジプトのナイル川の最も東寄りの支流のことではないかと言われています。

シドン人とはノアの孫・ハムの子カナンの子孫で、カナン北部地中海沿岸のシドンの町は、フェニキア人の拠点として栄えました。

アモリ人の領地とは、死海の西側であったと考えられており、アフェカとは、ヘブロンの近くだったと言われています。

アモリ人とは、ノアの孫・ハムの子カナンの子孫です。

ゲバル人の土地について、ゲバルとは、地中海沿岸のシドンより北にあるビブロスという町のことであり、フェニキア人の発祥の地であると言われています。

ヘルモン山とは、レバノンとシリアの国境にあるアンチレバノン山脈の最高峰の山です。

イスラエル民族がカナン征服の第一段階を終えたのは、ヨシュアの時代ですが、神様はアブラハムに次のように約束されていました。


その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。
「あなたの子孫にこの土地を与える。エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで、カイン人、ケナズ人、カドモニ人、ヘト人、ペリジ人、レファイム人、アモリ人、カナン人、ギルガシ人、エブス人の土地を与える。」

旧約聖書 創世記 15.18-21 新共同訳


神様はアブラハムとその子孫との間に、永遠の契約を立てられました。


わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。わたしは、あなたが滞在しているこのカナンのすべての土地を、あなたとその子孫に、永久の所有地として与える。わたしは彼らの神となる。

旧約聖書 創世記17.7-8 新共同訳


このように神様が人類に約束して仰られたこととは、長い年月を経て後継者が変わったとしても、決して変わることなく必ず成就されるのだと、信じることができるのです。


信仰とは、神様の愛と力を疑わずに信じることであり、祈ったことは全て叶えられると信じることであり、神様が約束したことは全て実現すると信じることだ。



神様とは、永遠の存在でいらっしゃるのだということを、RAPTさんは教えてくださっています。



永遠に朽ち果てない神様の愛に心の拠り所を置きなさい。そうしてこそ、あなたの心も人生も安定し、幸福を実感して生きられる。



神様の愛と力がどれほどのものなのか、人間の頭で考えて理解できるものではなく、信仰をもって初めて理解することができる。



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