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神戸と私〜そして音楽と食文化⑦

ある日突然音楽の道に進むことになった私。
日々のレッスンを必死になって頑張り無事志望校の高校の音楽科へと。

全てが受験のためのレッスンだったため、入学してからの苦労は多かったのですが、ずっと聴いていたマリア・カラスに憧れ、声質はメゾソプラノと言われ「いつかカルメンをやりたい」と夢を抱きながら高校3年間を無事終え、音大へと進みました。

憧れの音大での学生生活は本当に楽しく幸せで、よく学びよく遊び!の日々。
イタリア語の授業を受けていたら真上のレッスン室がピアノのレッスン室であちこちからピアノの音色が。大好きなショパンが聴こえてきたり、放課後はオケの学生が中庭で楽器を吹いていたりと音大生らしい学生生活を送りました。

学生オペラの公演も思い出の一つ。
「フィガロの結婚」のマルチェリーナ役で出演させていただき小道具の扇子を本番で本気で相手役をバシッと叩き扇子がパキッ!小道具を折ってしまい道具屋さんに叱られたのも良い思い出です。

そして卒業!
在学中からプロのアンサンブルのグループに所属していた私は企業のパーティーや学校公演と演奏活動で大忙し。音楽教室も生徒さんが増えて日々充実した生活を送っていました。
ただ、卒業時に受けたプロのオペラ団体のオーディションに落ちてしまい、オペラはもういいかと諦めたのですが、やはり挫けてる場合ではないと卒業から2年後に再度オーディションを受けなおし無事合格。研究生としてオペラの勉強もする日々。

その後、阪神淡路大震災を経験し、変わり果てた神戸の姿にこの先どうなるかと不安に思ったこともあるのですが、なんとか乗り越えて頑張っていた時期に大きな出会いが。
その出会いが私の人生を大きく変えることになるのです。

それは・・・
かなり長くなるのでまた次回。

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