映画「ボリショイ・バビロン」至高のバレエ団のスキャンダルをドキュメンタリー
バレエ好きの間では、かなり、話題でみんな見てます。
この映画は,man on the wireなどのドキュメンタリーで知られる監督がつくった。
ボリショイの舞台裏に初めてカメラが入ったということで、バレエ・ファンは色めき、このスキャンダルの内側に迫るということで話題になりました。
2013年、1月ロシアの名門ボリショイ・バレエ団の芸術監督、
セルゲイ・フィーリン氏が顔に硫酸をかけられるという
ショッキングな事件が起こった。
事件はボリショイバレエの元準主役級ダンサーであった
パーベル・ドミトリチェンコ被告が首謀者として逮捕。
ボリショイ劇場のトップ・イクサノフ総支配人とフィーリン氏のグループは
ボリショイ劇場で20年以上のキャリアを持つ世界的なトップダンサー、
ニコライ・ツィスカリゼ氏のグループと対立。
この対立が原因ともいわれているし、現代バレエをもちこんだフィーリンがたくさんのアメリカのダンサーなどを起用して出番がなくなったダンサーたちからの恨みもすごかったらしい。
このセルゲイは、有名なプリマドンナアンジェリーナ・ボロンツォワをデブといって、首にしたりといろいろと恨みがすごかったらしい。
このアンジェリーナ・ボロンツォヮの恋人がパーベルだったから、恋人をかばってということだけれど、硫酸かけるというのがおそろしい。
と、ドロドロですがロシアバレエの至高、世界で最高峰のバレエ団の内側ということでたくさんのダンサーたちの日々の生活などがでてきて、とても感慨深い。
ボリショイは政治と大きな関係がある。500メートル先にはクレムリンがあるらしい。
プーチンとの関係もすごくあるみたいで、芸術にパトロンはかかせないのだとつくづく。
バレエ映画というよりは、政治的なドラマを見ているようでもある。
でも、随所にあらわれるバレエはまさに一流。わたしがやっているバレエとはまったく違うものであるとつくづく思った。
私は伝統的なバレエが好きだから、たぶん、ボリショイ好きかもと思った。
でも、よく日本にきているのとかよくわからなかった。今度、いこうと思う。
そして、最後にこのセルゲイ・フィーリンですが、芸術監督から来年3月で契約更新しないことになったそうです。