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Wordの文章にルビ(ふりがな)を自動で振る方法
1学期に同僚の先生から教えていただいた”早く帰る教師術”を紹介します。
授業プリント、テスト、学級通信などに出てくる ”漢字” に ”ふりがな” を自動で振る方法です。
ワンクリックするだけ。
コーヒーを淹れている間に、ルビ打ち完了です。
■word のマクロ機能で自動化できる
結論。以下のサイトにアクセスしてください。
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そのサイトでは、ルビ打ちの方法がPC画面の画像とともに、分かりやすい手順で紹介されています。
福原将之(マクロを作った人)様。感謝しています。
※マクロとは、複数の機能をまとめて自動化できるプログラム。マクロを組むと、ワンクリックで行いたい行程の作業の全てを終えることができる
■なぜ”ふりがな”がいるのか。
少数ではありますが、特別な事情をもつ生徒が学年にいるからです。
帰国子女(1,2年以内に帰国)で、漢字が読めない
発達に課題があるため、漢字が読めない
上記のような生徒を、ほったらかしにする訳にはいきません。
ただでさえ周りの生徒と比べて学校の生活に不安があると思う。学習面でサポートをしていきたいものです。
■ルビ打ちは時間がかかる
おそらく、日本のほとんどの先生は word でプリントを作っていると思います。word の機能の1つにルビを打つというものがあります。
ただ、一つ一つの単語にルビを打つ操作をすると、時間がかかって仕方ありません。僕は数学科ですが、国語のテストにルビを打つなんて発狂してしまいそうです。
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また、なぜか”ひらがな”に”ひらがな”が振られることもあります。不思議。
■マクロを使うとワンクリックで完了する。
上記のサイトの手順に従って、ルビ打ちスタートのボタンをクリックすると、パソコンがハッキングされたかの如く、自動で文章内の漢字にルビが打たれていきます。
文章と文章の間に画像を挿入していても、問題ありません。画像を飛ばして自動で文章の漢字にルビを打ってくれます。
自動ルビ打ちの間は、別の仕事に取り掛かることができます。
人間が1つ1つ操作をしなければいけないことを、パソコンにさせることで、人間の時間が生まれます。なおかつパソコンは数式が間違っていないかぎり、絶対にミスしません。
※念のため、本当に正しくルビ打ちされているか人間の目で確認しましょう。
■共有機能を高めると教員は潤う
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ルビ打ちマクロを紹介していただいた同僚の先生に感謝しています。共有していただいたことに感謝です。学年の先生全員と共有したことで5教科すべてのテストのルビ打ちが、時間と労力をかけずに終えることができました。
自分の経験からの学びと技を、同僚の先生と共有することで、仕事の質を下げずに、勤務時間を減らすことができます。
そして、もっと広い世界で共有した方が、教員は潤うと思う。1つの学校(職員の数は40名程度)の中だけでなく、全国の先生と共有することで、さまざまな”早く帰る教師術”を知ることができるはず。
ネット上にも有益な情報はたくさん落ちています。
「ルビ打ちマクロは小学校の先生の間では、有名なのかも」と、ふと頭に思い浮かびました。小学校の先生の方が”ふりがな”を打つ機会が多そうだからです。小学校の先生からも技を吸収します。
これからも、僕はnoteにおいて「僕が実践してみて効果のあった教師術」を紹介していきます。
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