映画『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』を視聴して
こんばんは🌙ななみです。
今日はアーティストデート第1週目として
ずっとずっと行きたかった沖縄市コザの
『theatre donut』さんに行ってきました✨
ふと最初に やりたいことってなんだろう?
と考えてみると、前回じっくり廻れなかった
コザ、ずっと行きたかったけど行動に移して
来なかったtheatre donutさんが1番最初に
思い浮かびました。
ここで、アーティストデート第一弾は
大好きな街コザに行こうと決意。
アーティストデートとは
いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。の中にでてくる
「創造力」を育てる方法の一種です。
アーティストデートの条件
必ず1人で行くこと
ずっとしたかったけど行動に起こしてこなかったことをすること
週に2時間程度
自分の心の中にいる幼い1人の子どものため(幼い頃の私)のために時間を過ごすこと
でした
ずっと行きたかったtheatre donutさんのInstagramを覗いてみると、なんとなんと
北朝鮮関連の映画が上映されているでは
ないですか🎥🇰🇵
韓国語(朝鮮語)を学んでいる私は
絶対にこの映画を観るしかない。と
半ば軽い気持ち(使命感)で映画を観ました
映画が終わってtheatre donutさんを出た後
正直、喪失感、虚無感、哀しさで心が
いっぱいになりました。
感じたことを3点綴りたいと思います
①『帰国事業』の本当の真実
愛子さんは在日朝鮮人の保さんと結婚
日本政府の『帰国事業』にて北朝鮮に渡る
帰国事業とは一見、祖国に帰れる素敵な
制度のように思えるが実際のところは違った
在日朝鮮人の方は当時貧しい方が多く
養豚場や鉄屑集め、土木など、多くの人が
やりたくないお仕事や力作業をしている方が
殆どだっだ。当時の日本では北朝鮮は
著しい成長をしている国、「地上の楽園」と
謳われていた。対する日本は、
過酷な労働環境。貧しい生活。
在日朝鮮人に対する差別。
そんな場所から解放され愛する家族と
「地上の楽園」で暮らす生活を夢見て
北朝鮮に渡ったことだろう。
3年経てば日本に帰ってこれるという
謳い文句を皆が信じてやまなかった。
しかし実際はそう簡単にはいかなかった。
実際に愛子さんと妹の恵子さんが会ったのは
渡朝から58年後のことだった
愛子さんから恵子さんに送られた手紙には
指導者への感謝の気持ちが綴られており、
自身の北朝鮮での暮らしぶりはあまり
書かれておらず、家族に対する申し訳ない
気持ちと最後には物品や金銭を要求する
言葉が記されていた。
② お互い本当に聞きたいこと伝えたいことを
聞けない言えない暗黙の了解がある
恵子さんは北朝鮮に到着して愛子さんが生活している自宅に訪問したいとお願いしてみるが工事中などの理由で断られてしまう。
北朝鮮側が見せたいものは「生活に不自由していない綺麗な街」なので平壌などの
発展している地域や決められた場所以外は
自由な観光ができない。
当然愛子さんの自宅訪問も断られる。
恵子さんが確認したいのは姉がきちんと
食べて綺麗な場所で不自由なく暮らせて
いるのかという生活面のことなのだろうが
北朝鮮のイメージにマイナスになりそうな
部分は一切見せてくれない
恵子さんも愛子さんに実際に北朝鮮に
来てみてどうだったのかと色々聞きたい
様子だが、聞けずにいるのが伝わってくる
姉の安全を考えると聞けないのだろうと
推測できる。
③2人の感動の再会。別れ。いつ会えるかわからない不安ともどかしさ
2人が北朝鮮で再開した時、わーっと涙が
出ているように私もつられて泣きました、
58年間、半世紀以上会えなかった2人の姉妹
どんな気持ちだったんだろう?
どんな想いになったんだろう?
勿論、私には100%理解はできないけれど
なぜか自然に涙が出ていた
愛子さんが歌っていた歌詞が忘れられない
「出逢いは別れの始まり」2人が出会ったとき
愛子さんは既に別れの寂しさを感じていたの
かもしれない。
恵子さんが日本に帰る日。最後のバスでの
お別れ「最後は笑顔で別れようね」
そういう恵子さんに愛子さんは頷きつつ
結局愛子さんは去るバスの姿をみて
涙を流していた
パンフレットにはこう書かれていた
「泣きたいの堪えて自分にムチを打っていたけど、本当は抱きしめていっぱい泣いて
別れたかった」
その一言にまた心打たれてぽろぽろと
泣いてしまいました
映画を観て感じた私の想い
私がぽろぽろ泣いたのは今、コロナによって
韓国と日本で会えない私たちと
北朝鮮と日本で会えなかった愛子さん恵子さん兄弟を知らずのうちに重ねてしまったからだとと思います。
でも私たちはSNSで毎日連絡がとれるし
ビデオ電話で声も聞ける。すごくすごく
恵まれた環境なのにそれに会えなかった期間は
2年半。私にとっては長かったけど
彼女たちからしたらとても短い期間なんだと。
映画『ハナ』韓国語は코리아をみて
手紙書くね、電話するね、また会おうね
そんな言葉もかけれないという言葉が
あったように彼女たちもとても複雑な
気持ちだったんじゃないかと考えてまた
苦しくなった。
早く会いたい人に会える世の中に
なって欲しい。韓国には離れ離れになった
離散家族が沢山いるだろう。
現在北朝鮮にはコロナウイルス対策として
国際郵便が送れなくなっており愛子さんの
安否は分かっていないのだという。
どうか無事に姉妹がまた再会できますように。
1日でも早く会いたい方たちが自由に会える
世界になることを祈っています。
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