行動力がないのを内気のせいにしている人へ
本日、友だちである才くん(@aragakisai)が、『実績ゼロの僕が、大好きな「図解」を1ヶ月で仕事にできた理由』という名目で講演会をした。
端的に言えば、彼は無名のころに自分の趣味である「図解」を盛り込んだnoteを公開したところ、大きくバズってそれが仕事になった、という内容だった。
ここで重要なのが、「自分の得意は自分ではわからない」ところである。
つまり彼は、図解を世に出すまで、それが彼にしかできない「得意」に気付かなかったのだ。でも、アウトプットをし、他者からのフィードバックをもらうことで気付いた。
だから、自分で決めつけないでアウトプットをしよう! という話である。
これには私も非常に共感している。
なぜって、「誰でも描けるやろ〜」と思いながら出したグラレコが仕事になり、「もう見飽きてるやろ〜」と思いながら出したTwitter運用noteがバズっているから。
自己判断ってまったくアテにならないのよ!
なので、ぶっちゃけ今日は応援のつもりで参加した。だって「『好き』を仕事にする方法」知ってるもん(笑)。
…というつもりで油断して参加したところ、めちゃめちゃガツンと頭を殴られる金言が出たので、思わず帰り道に筆を取った。
「知識で勇気は作れる」
この一言。
人は、基本的に自己承認されたい生き物だと思っている。なのに、何かを発信したり新しいことを始めるのがうまくできない人がたくさんいるのも事実。
それは、「さらけ出す勇気がない」から。
私は、その勇気が出ないのは、内気だったり引っ込み思案だったり、そういった性格的な要因もあるのかなぁ、と思っていた。
でも違った。
「勇気」は単純に「知識量」だけで作れるものだったのだ。
例えば、ラプンツェル的にずっと狭い世界だけで生きていたとする。そうすると、そこ以外の世界を知らないから「ヨーロッパに行ってみよう」なんて思考になるわけがないし、「ミニマリストになろう」とも思わない。(変な例え方でゴメン)
「引っ込み思案」「内気」だから動けないんじゃない。「知らない」から動けないのだ。
でも、本を読んだりネットで調べたり人の話を聞くことで、どんどん選択肢が増えていく。
面白いことをやっている人や、新しい働き方をしている前例を見ることができる。
そうすると、「自分にもできるかも」と思えてくる。何か困難にぶち当たったとき、「こういうときはああすればいいんだな」という情報を、自分の引き出しから持ってくることができる。
行動力がある人は、きっと最初から行動力があるわけじゃない。
知識をつけて、つけた知識を少しずつ試して、行動していったから成功したのだ。
これは、内気な人には大変な朗報である。
だって、喋るのがヘタでもコミュ障でも読書をするのは得意でしょ⁉︎
だから、勇気がないならまずはひたすらインプットするだけでいいんだよ、そのインプットがいつか勇気に変わるんだよ!
…ってことを私はこの一言から学んだし、インプットして1時間足らずで既に自分の勇気になったよ、というお話でした。
勇気を作るため、知識をつけよう。
Photo:Shun Nakayama(@nk_shun)