「受け入れがたい自分(嫌い)」とは、どう向き合えばいいのか? #THECOACH
前回に引き続き、THE COACH Academyで応用Bコースを受講しています。
応用Bコースの「Be with Coaching」は、蓋をしている感情や恐れ・不安を自覚し、それらに支配されずに、自分の一部として統合・ともにいられるようになるためのコーチング。
今回はいよいよ、コースのキモである「シャドウ」に向き合います
「シャドウ」って何ぞ????
「シャドウ」とは、心のなかの暗部。自分自身から排除・拒絶・抑圧してきたもの。切り離されたパーソナリティー。…という、受け入れがたい自分。
コミュ障な自分。人にやさしくなれない自分。不器用な自分。もーとにかく掘れば掘るほど深〜い闇のなかにいる自分です。
この「シャドウ」があることで、不本意な現実が繰り返し起こってしまったり、課題に対して行動しているにもかかわらず、改善することが難しかったりと、生きるうえでさまざまな弊害が起きてしまうんですね。
そんなシャドウの特徴はこんな感じ。
要するに、自分のなかにあるシャドウと同じようなものをみたときに、不快な感覚になるんですね。ザワザワしたり、ソワソワしたり。それは相手のなかに自分のシャドウが投影されているから。
投影対象に対する嫌悪感か…(ざわ…)
「この人見ているとヤダ…」と思うのって、自分のなかに何かが棲みついてるからなんですよね。
だからこそ、シャドウを扱うことでその人らしさを取り戻すことに繋がったり、意識的に行動を変えることができる。まぁつまり、向き合わないことには成長に繋がらないってことなんだわ。
シャドウと統合するの、好きかもしれない
で、そんな「受け入れがたい自分」と向き合い、最終的には統合していくというプロセスを踏まないといけないんだけど、わたしこの作業結構好きかも!!と思いました。
まず、「モヤモヤしていること」を具体的に聞く。次に、その「モヤモヤ」に姿形を与えたり、名前をつけたり、性格を聞いたりして、擬人化させていく。そして、そのシャドウを自分に着て、なりきってもらう。最後に、シャドウを脱いで、今後その子とどういうふうに付き合っていくかを探る。
受け入れがたい自分になりきるんですよ。めっちゃおもしろくない?
たとえば、わたしのなかには大人数で集まったときに出てくるシャドウ、「真面目なサラリーマン」さんが棲みついているのだけど、そいつになりきって話してみることで、「あっ、アンタそういうこと考えてたん!?」ということに気付いたり、ちょっと愛しく思えてくる。
コーチ側も、「◯◯さんは〜」ではなく「真面目なサラリーマンさんは〜」と問いかけることで、よりグッと役に入れる。この、恥ずかしがらずに役に入りきるのがポイントです。
そうやって一度自分から切り離して考えてみることで、逆に統合できるようになったり、一部分だけでも受け入れられたりするんですね。
大切なのは、シャドウは決してネガティブなものではなく、それもまた「自分らしさ」であること。
言語化して、存在に気づくだけでも、そのシャドウと対話することができるようになるので、「じゃあ今後どうしていく?」に向かっていけるようになるんですね。
これはぜひ、セルフコーチングでもやってみたい!!
メンタルをやられる劇薬セッション
とはいえさー。嫌なわけですよ。自分のシャドウに向き合うのって。
だからこそ、わたしがコーチとしてセッションをしたときも、相手の言葉が出てくるのがものすご〜く遅かったりして、「あぁ、言いたくないんだな〜」なんて思ったり。
シャドウに対する嫌悪感がひしひしと伝わってきます。嫌な思い出が頭のなかをぐるぐると渦巻いているのかもしれません。
だからこそ、継続的で安心安全な関係性であるときでしか扱えない。劇薬セッションというわけです。
一方でコーチとしては、あまりにシャドウを追いかけすぎても捕まえられなくなってしまうので、自然に出てくるのをじっと待つ。試される忍耐。
それでも、最終的に相手が何かを吐き出して、ちょっとスッキリした面持ちになったときは嬉しかったです。大変だけどやりがいのあるセッションだったな、と思いました。
健康的なときに取り組むべし!