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「女」とか「男」とか「日本人」とか、クソデカ主語で語るの、雑すぎる
海外マーケットやインバウンドを狙ったブランディングをするときに、日本企業がよく陥る失敗は「外国人」という層で全てをひとまとめにしてしまっていること。
今日読んだ『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと』にそんな一節があって、たしかにな、と思った。
というのも、クソデカ主語で語ることの危険性をじんわりと感じることがあったからだ。
3人程度サンプルが揃ってしまうと、「女は感情的!」「男は浮気するもの!」とクソデカ主語で語りがちだけど、冷静な女もいるし浮気しない男もいるので、せいぜい「説」「多い傾向」ぐらいで留めておきたい。…と「男ってクソ!」発言を聞いて思った。クソなのはその人固有のものだぞ(多分)
— いしかわゆき(ゆぴ)👂#聞く習慣 発売中! (@milkprincess17) June 15, 2023
特に、恋愛において、わたしはどうも男性寄りな考え方を持っているらしく、どの恋愛本を読んでも「そーか?」とイマイチ納得できなかったり、逆に「男とは、こう!」というのがあっても、「全然当てはまらない男もいるな」と思ったりして、腑に落ちずにいた。
たとえば、「男は本能的に浮気をする生き物」「感情ではなくロジカルに物事を考える」という説もあまりピンと来ていない。
もしかしたら、わたしの知らぬところで事案が起きていたかもわからないが、これまでの恋人に浮気されたことはないし、父もずっと家にいるので浮気の「う」の字すら浮かび上がってこないし、何なら男ではなく、女で浮気している人も知っているしな、という感じで、「男女」で切り分けることに違和感を覚えていた。
実際、パートナーに不満を抱いている友人が「だから、男ってクソなんよ!」と言い放ったときは、「いや、男がクソなんじゃなくて、そいつがクソなだけじゃね?」と言ってしまった。
だってそうじゃないか。たとえ統計学的には浮気をしている男性が多かったとしても、それを全人類に当てはめるのは危険である。生まれ持っての性別ですべての行動は決まらないと思う。
ちゃんと「個体」としてその人自身を見なければいけない。
どんなことに喜びを感じるのかとか、好きな食べ物とか、嫌いなこととか、不得意なこととか、体質とか、考え方とか。
「男だから」か弱き生き物を守りてぇと思っているわけでもなく、守られたい男だっているわけだし。
せいぜい「説」「傾向」程度に留めておかないと、その人自身をちゃんと見れないような気がする。
「バーテンダーってチャラいんでしょ」とか、「女ってヒステリーだよな」とか、まるっと括って、わかったような気になられると、おそらく相手は喋る気力もなくしてしまう。
「この人、クッソ雑な括りでわたしのこと見るんだなぁ〜」って。
そうやって向こうがピシャリと戸を閉めたらそれ以上深く知ることができないし、こちらにも変な先入観があるので、掘り下げようとしなくなるかもしれない。
わたしも無意識にやっていそうで怖いけれど、属性でその人を判断するのではなく、個人として相手を見つめていきたい。
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