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誰にも期待されたくない。「赤ちゃんだね」と言われると嬉しい

冷静にやべぇのよ。

最近友だちが、「言われて嬉しい褒め言葉と、嬉しくない褒め言葉をまわりの人に聞いている」と言っていて、わたしも聞かれたんだけど、その答えが思った以上にクソだった。

わたしが言われて嬉しい褒め言葉は、「何もできないね」「赤ちゃんだね!」で、嬉しくない褒め言葉は、「しっかりしてるね!」なのである。

たぶん普通は逆だと思うんだけど、しっかりしてると思われたくない。だって、しっかりしなきゃいけなくなっちゃうから。期待されちゃうから。そうやって生きるのはしんどいから。

なかには「しっかりしてるね!」と言われるとめっちゃ嬉しくて、「抜けてるね!」と言われるとムッとなる友だちもいるので、もしかしたら少数派なのかもしれない。でも嫌なんよ。しっかりしてたくねぇ。

それでいくと、わたしは誰からもあまり期待されたくない。

「なんかテキトーに仕事を頼んでみたら、思いのほかいい感じのものが出来上がった」ぐらいに思われたい。じゃないと謎のプレッシャーを感じてしまうからだ。ここのハードルが高く見積もられると、「もっとできると思ってた」とか言われそうじゃん。それは嫌だ。わたしは右肩上がりを目指したいのである。だから、デフォルトの期待値は地面の下ぐらいがいい。

ハイパーすごい人だと、すごいものを求められてしまうけど、デフォルトが赤ちゃんだと何でも褒められる。「赤ちゃんなのにすごい!」ってなる。わたしはそれぐらいの期待値で生きていたいのだ。

朝起きるのが苦手で、普段は11時ぐらいまで寝ているので、たまに9時ぐらいに起きていると「起きててえらいじゃん」と母に言われるのだが、これってすごくお得である。全然早くないのにめっちゃ褒められるから。

まぁこれは意識して普段寝ているわけではなく、結果的に赤ちゃんになっているだけなのだが、思えば会社員時代からそうだった。

何か目標設定されたとき、「ハハッ、余裕ですね」みたいな感じではなく、「ウェーンできるかわからないけど頑張ります」みたいな感じだった。何なら今も「ウェーン頑張ります」って感じで取り組んで、「思ってたよりもできるじゃん」な評価を得ている気がする。とってもいい感じ。

そんなわけで、今日もわたしはとことんハードルを下げていく。生きてるだけでえらい。息してるだけでえらい。働いてるだけでえらい。そこになんと、結果まで残しちゃって大変えらい。赤ちゃんなのにね。

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