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自分もまた、誰かに羨ましがられている

すんごい嬉しいけどすんごい複雑なことがあったので話させて。

最近勉強のためにいろいろ演技のレッスンを受けているんだけど、先日そのレッスンで初めて褒められて!

根性ありそうって言われて!エンターテイナーって言われて!とにかくめちゃくちゃ嬉しかったわけだが、それまでがマジで地獄だった。

途中から参加したうえ、引っ込み思案なのでうまく馴染めない、その場特有のルールがわからない、純粋に下手!という三重苦。

そのなかで「みんなうまいなぁ…それに比べてワイは…」みたいなブルーな気持ちになったりもしていたんだけど、その日、わたしがいつもうまいなぁと思っている子が言った。

「羨ましい」って。

羨ましい…⁉︎

それを聞いた瞬間、不思議な気持ちになった。うまいと思っていた子に褒められてめちゃくちゃ嬉しい。っていうかそんなふうに思ってくれてたの⁉︎こんなポンコツを⁉︎みたいな。

それと同時に、あ、ああー、人間ってみんなこんな感じなんだって思った。

みんな誰かを羨んでいるし、誰かに羨ましがられているんだなと。

「となりの芝生は青い」とはいうけど、みんな等しくそう思っているのだと、感じさせられた出来事だった。

自分のことって、結構軽くみてしまいがちだ。

自分ばかりうまくいってないとか、ついてないとか、才能ないとか。

でも、たぶん誰かにとっては羨望の対象で、喉から手が出るほどほしいものを持っている。

そう思えたらちょっと励みになったし、羨んでくれる人のためにも、今持っているものを大事にしなくちゃな、と思えたのでした。



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