行き当たりばったり流されてみる

ライターの仕事で大阪に出張に来た。

それにしても、何とも行き当たりばったりな1日だった。

準備もまともにしないまま、朝起きて適当に物をリュックに詰めて新幹線に飛び乗った。

取材テーマは直前に決まり、思いつくままに質問をしていった。

取材を終えたらめちゃくちゃおなかが空いていたので記憶を頼りにたこ焼き屋へ行って、カウンターでたこ焼きを8個、無心で頬張った。

スマホを見たら、友だちから連絡が入っていたので、待ち合わせてごはんを食べた。

ごはんを食べている最中、別の友だちから半年ぶりに連絡があり、そのまま合流した。

そこから、みんなと別れて京都に向かい、サウナに入って今、マッサージチェアで全身を揉まれながらこれを書いている。

思い返しながら、行き当たりばったりすぎて笑えてきた。

でも、「資料を読んでも専門的すぎて難しいよどうしようー！よし、とりあえずわからないこと全部聞くか！」と行き当たりばったりでやった取材も、「斬新な質問が多くて良かった」と言ってもらえたし、

たこ焼きは1日何も食べていなかった身体に染み渡るおいしさだったし、

初対面の人もいるしこれから京都行くしどうしよっかなーと思いつつ乗った友だちの誘いでは、面白い話ができたし、初対面の人とも意気投合したし、週末のイベントにお互い参加することも判明して盛り上がった。

予定が入っていないと、つい面倒くさがって「ひとりでいいかぁ」とか、「早めに帰るかぁ」とか、「ごはん食べなくてもいいかぁ」とか思ってしまいがちだけど、こうして行き当たりばったり流されてみるのも悪くないなぁと思った。

予定調和じゃない、思わぬ展開を楽しむのもアリだよね。