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がんばればできること、がんばってもできないこと
誰かを動かすのが苦手だ。
どういうことかと言うと、適切な指示を出して誘導することや、ルールに沿っていないことを注意することなど。
いわゆる「先輩」や「責任者」や「リーダー」のような立場のこと。
苦手な理由はよくわからない。
事前準備までは何とか頑張るのだが、いざ
「指示を出してください」
と言われるとテンパる。
指示を出すなんておこがましい!という具合に。
これは、もしかしたら自分にいわゆる「後輩」という存在がいないことも起因しているのかもしれない。
中学2年生になる前に渡米してしまったし、社会人になってからもいつも下っ端で、後輩ができる前に移ってしまっていたし、「指示出し」をしたことがないのだ。
「とりあえず自分でやる」というクセが付いてしまっていて、非常に良くない。
みんなで協力してやったほうがはやいのはわかっているけれど、うまく全体像が掴めないし、誰に何を振ったら良いのやらも瞬時に判断ができない。
今日も、みんなをうまく取りまとめるつもりが、うまくできずにしょんぼりと帰った。
「苦手」なのだ。
でもそれは、自分が苦手だと決めつけているだけなのか、本当にできないのか、努力でカバーできるものなのかがわからない。
人にはそれぞれ得手不得手があるのは重々承知だが、どの段階で「不得手」と決めていいんだろう。
がんばれば得意になれそうならがんばりたい。でも、5年以上かかるくらいなら諦めたい。
そんな類のものをたくさん抱えている気がする。
人に指示ができないわたしは、胸を痛めながら指示を出し続けることで、指示が出せるようになっていくんだろうか。
わかんないなぁ。
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