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田内学さん×岸田奈美さんのイベントから考えた「私は何のために働くのか?」

2025年1月23日に6周年を迎える母親アップデートコミュニティ(HUC)のイベント「HUC6周年祭」に向けて、毎日HUCメンバーがnoteでバトンリレーしています。テーマは「(〇〇ちゃんのママではなく)自分を主語にアウトプット!」。noteのマガジンでまとめ読みもできます。
この記事では、私が参加した特別対談イベントの学びや気づきをシェアしつつ、あなた自身も「働くこと」について一緒に考えるきっかけになればと思って書きました。


「あなたは何のために働いていますか?」

改めて聞かれると、答えに詰まってしまう方もいるかもしれません。

生計を立てるため?

自己実現のため?

自分は何のために・誰のために働いているのか。
先日参加したイベントが、そんなことを考えるきっかけとなりました。
イベントでの気付きを、ぜひシェアさせてください。



【イベント概要】

Money for Good 特別対談 私たちのお金との付き合い方 ~心豊かな暮らし・未来のために~
「きみのお金は誰のため」の著者で社会的金融教育家の田内学氏と「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の著者で作家の岸田奈美氏をお迎えする、社会・未来を良くするための心豊かな暮らしと、お金との付き合い方について考える特別対談イベント

イベント告知ページより引用


きみのお金は誰のため」著者の田内学さんと、著書「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」がNHKのドラマにもなった作家の岸田奈美さんのお二人のコラボ!
なんて贅沢な企画!!

ワクワクしながら会場の最前列に陣取り、お話を伺いました!


お金の不安?それって実は・・・

「老後2,000万円問題」が話題になったこと、ありましたよね?
「老後に備えて資産形成をしないと」とも言われます。


お金の不安って言うけど、それって本当??

お金に頼らなければ解決できない課題
誰かに助けてもらわないといけない状況

をなんとかできないと困る!という不安があるのではないでしょうか。

お金は、遠くの知らない人と繋がり、働いてもらう(=サービスを受ける・商品を買う)ために必要なチケットです。
お金があることで世の中は便利になりました。
でも実は、お金があっても課題が解決しないケースがあります。


みんなが日曜日に休もうとしたらどうなるか

田内さんの著書「お金のむこうに人がいる」にこんな質問があります。

すべての人が日曜日に休もうとしている。
そのための準備として、ふさわしくないのは次のうちどれだろうか?
A 平日のうちに、学校の宿題や課題を終わらせておく
B 平日のうちに、洗濯や掃除などの家事をしておく
C 平日のうちに、バイトや仕事をして使うお金を貯めておく

『お金のむこうに人がいる』より引用


みなさん、どれがふさわしくないと思いますか?

↓↓↓↓↓

正解は・・・

↓↓↓↓↓

C 平日のうちに、バイトや仕事をして使うお金を貯めておく

日曜日にお金を使うためには、もちろんお金を貯めておくことも必要ですが、「日曜日にお金をもらって働く人」の存在が不可欠です。
レストランも病院も働く人がいなければ機能しませんよね。

「すべての人」がお金を使うとき、そこに働く人はいないのです。

※もっと詳しく知りたい人は、田内さんの本を読んでね!


岸田奈美さんのエピソード ~野球観戦とヘルパーさん~

岸田さんには、ダウン症のある弟さんがいらっしゃいます。
あるとき、岸田さんは野球が好きな弟さんとその友人と一緒に野球観戦に行くため、チケットを購入しました。
ご友人の家族にも安心して送り出してもらえるようにヘルパーさんを頼もうとしたけれど、どうしてもヘルパーさんが見つかりません。

相場より多く報酬を払う準備があっても、募集をかけても見つからないし、個人的に探そうにもツテがない状況に陥ったそうです。

※このあと岸田さん自身がヘルパーの資格を取得し、野球観戦に行くエピソードが続きます。
続きが気になる人は、岸田奈美さんのnoteを読んでね!


お金ではなく人が不足する時代が来る?

高度経済成長期から今までは、人とモノが十分にあり、お金が制約条件になる時代でした。
でもこれからは少子化が進み、人(働き手)が制約条件に時代になるかもしれません。

歴史を振り返ると、14世紀ヨーロッパでペストが大流行した当時、人口が大幅に減少し、農村人口が激減し、農業労働力が不足したとのこと。
その結果、農民の地位が向上し、農奴解放の一因となりヨーロッパの社会構造に大きな変化をもたらしたと言われています。

これから社会に大きな変化が訪れるかもしれませんね。

稼げないことへの罪悪感

イベントの中で「稼げないことへの罪悪感」という話題も出ました。
お二人に共通するのは「誰かの役に立つことをしているかが大事」というメッセージでした。

岸田さん:
母が働けないことを申し訳なく感じていた。子の立場からすると、親が申し訳なく感じて不幸せそうにしていることが辛かった。
でも、お母さんは家族においしい料理を作ってくれる。
弟は、施設で働いていてお弁当代を払ったら赤字になるような状態だけど、コンビニで買い物をすると店員さんに”ありがとう”と言う。店員さんは、こんな風に言われることはないと喜んでくれる。
稼げないことが悪いのではない。誰かから必要とされ、人の役に立つことが大事だと思う。

田内さん:
貨幣経済が発達してお金が経済の中心のようになってきたが、本来、お金を稼げるのは人の役に立つから。
(アメリカで子どもがレモネードスタンド屋さんをする話との対比で)日本のアルバイトだと、人の役に立ったからではなく1時間我慢したから時給がもらえるように感じるのかもしれない。
働いていて、誰かの役に立てているのか?が大事。


まとめ:私は何のために働くのか?

今回のイベントやお二人の著書を通して気づいたのは、お金をどれだけ貯めても、働いてくれる人がいなくては問題を解決できないということ。

そして、過去の人たちが支え合いながら現在の社会を作り上げてきたように現在の私たちも支え合いながら未来を作っていく必要があることです。


改めて、私は何のために働くのかを考えます。

「私」の幸せ

から

私の家族や職場・コミュニティの仲間、その人々の子どもや孫の幸せ・・・

という風に、「私たち」の輪を広げ、「私たち」が笑顔で暮らせる未来をつくるために働きたい


会社員としての日々は、正直なところ「誰の幸せのために働いているのか?」が実感しづらいところもあるのですが(苦笑)、
会社員として培ったスキルも活かし、プロボノや家族・友人との関わり合いを通じて、私たちが笑顔で暮らせるように、豊かな未来を紡げるように、日々働きたいと思います!


この記事を読んだあなたが「何のために働くのか?」「誰のために働くのか?」を考えるきっかけになっていたら嬉しいです。


さいごに:「母に翼」〜自分のために、100年先の未来のために〜

私が所属する母親アップデートコミュニティでは、1月16日~1月26日の期間、HUC6周年祭を開催します。

テーマは、「母に翼 」〜自分のために、100年先の未来のために〜です。
母親がもっと自分らしく「翼を広げる」にはどうしたらいいのか、社会や未来にどんな影響を与えられるのか、一緒に考えてみませんか?

私は特に
勅使川原真衣さんと語る「働くということ」(1/20(月)12:00-13:00)
を楽しみにしています。
何せ、何のために働くのかを考えたばかりですから!

HUC6周年祭のイベント〜勅使河原真衣さんと語る『働くということ』〜

他にもたくさんのイベントがあります。
参加申込はPeatixから。
参加費はほとんどが無料で、母親以外の方でもどなたでもご参加可能です。
ぜひ一緒に楽しみましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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