自分のペースで進む大切さを教えてくれた箱根駅伝
箱根駅伝は、小さい頃父や親戚の叔父さんが見ていておじさんが見る番組だと思っていた。でも数年前から箱根駅伝を見るようになって、なぜ父や叔父があんなに長時間の番組を毎年見ていたのか分かった気がした。
人生はマラソンに例えられる
という言葉はあるけれど、駅伝も同じく人生で大切なことを教えてくれる。
駅伝を見ている最中私は「駅伝のような長距離のレースで一番早くゴールするにはどんなことが必要なんだろう?」と考えた。
まず思い浮かんだのは「周りに振り回されず自分のペースを守ること」
駅伝では早くゴール地点に着くことも大事だけれど、何より自分のペースを守ることが大切なのではないかと思う。スタートに力を入れる選手、後半に力を入れる選手。様々なタイプの選手がいる中で、例えば自分が後半の走りに力を入れる選手なのに、前半に速いピッチで走ってしまうと後半の体力がもたなくなってしまう。何より他の選手に振り回されて自分のペースを崩してしまうと、後でケガをしたり、走りきれなくなってしまう。
自分でいうとライターをはじめて、達成したい大きな目標があってとにかくそこに到達しようと自分のペースを考えずに、仕事をし続けていたら、書くことが怖くなってしまったことがあった。後で振り返って気付いたことだけれど、自分は何かを身につけるのに時間のかかるほうなのに、専業ライターとして早めに結果を出せた先輩方に追いつこう、追いつけると思ってしまっていた。要するに自分のペースでやっていなかったのだ。
二つ目に「自分の中での最大限の力で取り組むこと」駅伝は団体競技。誰かが力を抜いては最終的にいい結果は出せない。一人一人が自分の最大限の力を出してこそ。結果としていい成績が残せる。
何事でも大切にされる要件だけれど、何より他人と比べての一番ではなく、自分の中での一番の力を出すことが大事だということを駅伝は教えてくれた。私も一つ一つの仕事の細かい積み重ねを、一つ一つ自己ベストの力で取り組んでいきたいと思った。
幼い頃はよく分からなかった、お正月の風物詩「箱根駅伝」の素晴らしさ。今回書いたこと以上にもっと沢山の人生の教訓を教えてくれる素晴らしいスポーツだ。
来年の箱根駅伝の観戦も楽しみにしたい。
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