〝桜味〟の正体。
春のスイーツや飲み物に
〝桜味〟が販売されていますよね。
桜味のかき氷、桜フィナンシェ、桜ビール…
あ、桜フラペチーノもありましたね。
もう…桜パニックだわ(笑)
なんやかんや早いもので
あと少しで春も終わるわけですが
その前に「桜味って何なん?」という謎を
解明したいと思います。
この記事を読んでいただいた後の感想は
「へぇ〜( ¯∀¯ )☞♡」と
へぇーボタン(←死後(笑))を押して終わりかも。
ですが、最後までおつき合い頂けたら幸いです。
桜味…それはクマリン
和菓子の桜餅に使われている桜の葉の塩漬けは
産毛も少なく柔らかで食べやすいとされる
大島桜の若葉が主に使われているようです。
桜の葉独特の甘い香りはクマリンという香り成分で
塩漬けにすることで発生し
それに伴って発生する抗菌作用が期待できるそうで
美しい見た目だけでなく、味・香り・抗菌作用など
様々な効果があるんですね。
ちなみに、独特な香りのクマリンは
シナモンにも含まれているようです。
というわけで、一般的に〝桜味〟とは
塩漬けにした桜の葉から生じる
クマリンの香りのことを指します。
桜味のお菓子の原材料には
桜の葉の成分「桜葉エキスパウダー」が
入っていることが多いです。
これは桜の葉の塩漬けを乾燥させて
パウダー状に粉砕したものです。
これにより、手軽に桜味を使った食品やドリンクを
作ることができます。
桜茶
皆さん、桜茶を飲んだことはありますか?
お祝いの場で使われることが多いですね。
桜茶とは
塩と梅酢で漬けた桜の花にお湯を注ぐ飲み物です。
私の桜茶の思い出は
PTA本部役員の任期中に入学式・卒業式で
来賓客へお出ししていたことです。
結納や結婚式などでも出されますね。
この桜茶に使われるような食用の桜の花は
花色が濃く、見栄えの良い八重桜が用いられます。
また、花を食用にする場合は
開き切った花ではなく
咲きかけの花が収穫・加工されています。
〜桜茶の入れ方〜
桜の塩漬けを1人分に対して1~2房使用します。
必要に応じてぬるま湯で塩抜きをして
湯飲みに桜の塩漬けを入れます。
そっと熱湯を注ぎ、花が開いたらできあがりです。
おもてなしに使う際は
事前に何度か試して塩加減を確認しておくと
間違いないです。
おわりに
桜茶の桜の塩漬けは
お湯と一緒に食べても良いですし
食べずに湯飲みに残したままでも
マナー違反ではありません。
ご安心くださいませ(笑)
近年では食べられるお花として
エディブルフラワーが売られていますね。
ここ数年でよく耳にするようになりましたが
こうして古くから
日本でも好んで食べられていたんです。
桜の塩漬けに梅酢を使うのは
仕上がった時の色が鮮やかになるからです。
たしかに桜のピンク色は
とても大切な役割を果たしている気がします(笑)
桜味の食品と言われてピンク色じゃなかったら…
楽しみが半減しそうですね〜。
なーんて書いている私ですが
実は桜味が苦手です(笑)(≧∇≦*)!
そしてシナモンも苦手なのです!!
2つの共通点のクマリンが
私は好きじゃないのだなと再確認したところで
今日の記事の締めの言葉とさせていただきます♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたね。