世田谷区ラブな私が、住む街を悩んで港区に決めるまで【中古マンション購入】
先日、入籍1ヶ月で都心の中古マンションを購入しました。最終的に港区に購入したのですが、地方出身で都内をよく知らない私が、23区の中でどうやって住む街を決めたか?を書きます。
条件は今住んでいる街との比較になりがち
賃貸で世田谷区の経堂に6年住んでいました。東京就職のタイミングで選んだ街でしたが、以下の条件が気に入っており結果的に長く住むことになりました。
都心へのアクセス(乗り換えゼロで新宿12分、明治神宮前12分、乗り換え1回で渋谷15分)、急行停車
駅前の大型商業施設コルティですべてが揃う
大戸屋、マック、スタバ、無印、ダイソー、三省堂書店…などチェーン店が充実、スーパーもさまざまな価格帯がある
大学や公園があり、若い人や子育て世代が多い
「次に住みたい街」を考えるときって、今住んでいる街や過去に住んだ街との比較になりがちだと思います。私も夫も経堂をたいへん気に入っており、街探しはそこそこ難航しました。笑
23区内で気になる駅を歩いてみた
経堂近くは戸建てが多くマンションの選択肢が少ないため希望の物件が出てこずエリアを広げることにしました。とはいえ都内は知らない街も多く、訪れたことがあっても「ここに住むぞ!」という目線では見ていないので判断できない。
私は何かを選ぶときなるべくたくさんの選択肢を吟味したうえで決めたいタイプ(我ながらめんどうな性格です笑)ということもあり、やや強引ですが気になる街はすべて実際に歩いてみることにしました。
検討した街の一覧。城南が好き
半年かけて、実際に下車して歩いた街はこちら。太字は特に気に入った駅です。
JR線(代々木、高田馬場、目黒、千駄ヶ谷、大井町、飯田橋)
東横線(学芸大学、都立大学、自由が丘)
田園都市線(池尻大橋、三軒茶屋、桜新町、二子玉川)
目黒線(不動前、武蔵小山)
副都心線(要町)
小田急線(代々木上原、梅ヶ丘、千歳船橋、向ヶ丘遊園)
京王線(下高井戸、千歳烏山)
西武池袋線(石神井公園)
東武東上線(上板橋)
23区は城東、城西、城南、城北エリアの4つと都心エリアに分けられますが、見たのはほぼ城南エリアな気がします。やはり城南が好きみたいです…♡笑
好みの路線と苦手な雰囲気(暗い、飲み屋が多い、近寄りがたい人がいる等)が分かって選択肢を絞れました。
街選びで重視したポイント
以下Web検索でも分かりますが、長く住むとなると歩いたときの気の良さ、住んだ自分を想像できるか?みたいな直感的な部分も大事にしたく。
渋谷オフィスへのアクセス、通勤電車の混み具合
駅のエスカレーター有無、位置 ※階段とエレベーターしかない駅が結構ある
でかい商業施設があると嬉しい ※雨の日も完結するので楽
人口密度は低いほうが良い ※たとえば武蔵小杉は便利だが混んでるので候補外
スーパーの規模、価格
本屋、図書館があると嬉しい ※でかい書店って意外とない
カフェ、飲食店の種類
住民の雰囲気が良いか?駅前に怪しいお店はないか?
絞った3つの駅候補
たくさん街を歩いて以下の結論に至りました。
多くの駅を2人で実際に見て意見をすり合わせ(スプレッドシートで治安、アクセス…等の項目ごとに評価もしました笑)3つに絞ったことで、お互い納得感ある結論になりましたし、選択肢を絞ると家探しがグッと楽になる感覚がありました。ほかの駅はもう見なくていいということなので。
しかしながら、
①経堂:マンションがない
②都立大学:高い
③桜新町:候補物件が2つあり最後まで検討したものの、購入に踏み切れない懸念点がある
…というわけで家探しは難航します。
諦め半分で再度エリアを広げて(絞った意味がない笑)、ヒットしたのが今のお家です。
最終的に港区に決めたわけ
あんなにたくさんの街を歩いた私たちですが、港区は候補外でした。私自身、前職オフィスが表参道(@港区)だった以外に港区との縁はまったくなく、遠い存在というか住む場所とは認識していなかったためです(どちらかというと代々木公園がある渋谷区のほうが好みです)。
そんな我々の意思決定に影響したことを書きます。
①親戚の案内で港区の一面を見た
婚約後に夫の親戚にお祝いをしてもらう機会がありました。六本木の街を一緒に散歩しステーキをご馳走になったのですが、周辺のビルの大きさにびっくり。そもそも世田谷区とは街の用途が全然違うんだな〜〜と。
店員さんも海外の方が多くフランクで、歩いている外国人もイケてるIT企業勤め感がある(田舎者の感想)。
素直に、「あーー、東京にこんな国際的で大きな場所があったんだ。私の知らない世界だな…」と少し興味を持ちました。
②マンションクラスタの教え「港区を買え」
私はXのマンションクラスタの皆さんが好きで片っ端からフォローし毎日つぶやきを拝見しているのですが(有益な情報をありがとうございます♡)、上記の気付きを得たタイミングで、一次取得についてのポストを見ました。
ブックマークしたはずが見つからなかったのですが…今後都内で予定されている大規模再開発の数を比較し、一次取得は港区がベスト、むりならまずは中央区を狙え、という趣旨だった記憶です。たしか。あとは23区の人口動態も見ました。
私は3年前から都内マンションを買えておらず、相場が上がってしまったいま一次取得で間違った選択は絶対に取れない立場にあるため身に染みたというか、なるほど…と思った記憶があります。
③港区の物件を一番手で申し込んだ
①②の学びを得た頃、たまたま港区の物件を見つけて内見に行ったところ、街の雰囲気も好きだったし物件の条件もこれまで見た中で一番良いと思って購入を決断。
世田谷区のほうが街の雰囲気が好きですが、唯一空港へのアクセスの悪さだけが気になっており(まああまり行かないですが…笑)、港区ならその点含めてアクセスがより改善しそうという気持ちもありました。
なので元々港区に住みたくて探していた、ではなく興味を持ったタイミングで良い出会いがあった感じです。
購入までの流れはこんな感じ。
SUUMO?で、物件を見つける
その日のうちに問い合わせ、週末の内見を予約(1枠しか空いてないと言われる)
内見に行ってかなり好みだったのと、次のお客さんも内見に来たのを見てその日のうちに申し込み※
翌週までに複数件申し込みアリと聞いてビビる
一番手だったようで契約へ
私も夫もよく考える慎重タイプですが、※の当日申し込みは、すでに20件ほど内見済みだったからこそ取れた行動だったなと。予算オーバーしていたのですがそれでも即答でぜひ買いたいと思える条件でした。
その日はほかの物件も見に行ったし友人とも会っていたので疲労で心が折れそうでしたが、仮審査も妥協せず3つ申し込むなど、限界まで頑張りました。
たまたま欲しいと思える物件と出会い一番手で購入できましたが、いざというときに決断できる状態を作っていたことが何より良かったのと、運が良かったと思います。実はその前に桜新町の2物件と、飯田橋の1物件も確度高く検討しており条件が固まっていたこと、仮審査も経験済みだったことが、ハードルを下げてくれたように思います。
さいごに
結局資産性を意識して港区を選んだ形になりましたが、一番好きなのはやっぱり先ほど挙げた街です。
経堂も都立大(でかい図書館とイオンがある、雰囲気がすごく良い)も、桜新町(駅前のお店が充実、渋谷まで4駅、雰囲気が経堂に近い)も大好きです。
6年住んだ経堂を引っ越すとき、こんなに便利で大好きな街をなんであえて離れるんだろう?とセンチメンタルになり、夫婦で「次に3LDKを買うときは経堂に戻ってくる」と話したりもしたほど。笑
申し込み後も、ちゃんと払える価格か?港区でやっていけるのか?(例:スーパーが高そう、専業主婦率が高く教育への価値観ズレがありそう…)、ていうかそもそも自分が住みたい街なのか!?と心配になりいろいろ調べました。yumiropさんのnoteも拝読しました。
ちなみに親族の反応ですが「港区なんて、見栄を張るな」と叱られました。
今後慣れても庶民の感覚を忘れないこと、物件価格が高いのでそのぶん仕事を健康に頑張り続けることを夫と誓いました。
もちろん人気なだけあって良さは絶対にあるのだろうし実際住んでみると港区への価値観は変わりそう。いつか書きたいテーマです。
次は探す条件の決め方か、申し込み後の話を書きたいと思います。マガジンで全文公開しますのでまた読みに来てくださいな。