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【旅立ちの日までのこと】2022/4/17 今年も桜が見れて嬉しかった日

こんにちは、@hanamizukiです。

入院期間の1ケ月が終わり、息子がスパイダーマンになってお空に旅立つ日まで残り1ケ月の記録となりました。

息子は毎日一生懸命生きていました。
命を燃やして見えない病気と闘い、それでも辛い顔を見せたことがありませんでした。いつも笑顔でニコニコ笑い、皆を幸せにしてくれる子でした。

自己紹介はこちらから

家のベッドで寝るのは久しぶりだったので、寝ることができるかなぁと心配していましたが、前日は寝付きも良く、朝ごはんもしっかり食べてくれました。

尿を計るカップや体重計も準備していたので、朝起きたら体重を計り、退院後も一日の尿量を都度都度、計っていて、内服の薬と冠動脈の流れをよくするシールも背中に貼って一日を過ごしていました。

息子には、無理せずに自由に過ごす、もう我慢をさせない、ずっと一緒にいる、と決めていました。

この日は、退院後、私の父母が息子の顔を見にきてくれました。
大好きなばあちゃん、じいちゃんに会えて、mili君、とっても嬉しそうでした。実家に帰るとばあちゃんにいつもピッタリくっついて、たくさんお花が咲いているお庭で砂いじりをするのが好きだったmili君。
早速、「ばあちゃん、あそぼう!」って魚釣りゲームでたくさん遊んでもらっていました。
ガラガラガラガラガラと音を鳴らしてお魚が回る中、mili君、ひょいひょいと器用にお魚を釣り上げます(笑) たくさんお魚を取って、ばあちゃんに取り方を指導しています。
「ほらね、こっちからだよ!」
「あー、そっちじゃなくて、みてて」
「ばあちゃん、たたかいごっこをしよう」

ばあちゃんじいちゃんが帰る時間になると、ちょっと寂しそうだったmili君。車を見送っていると「かえらないで~(泣)」って泣いているmili君。
「ばあちゃん好き?」
「うん」
「じいちゃん好き?」
「うん」
「もうちょっとしたらmili君も遊びに行こうね。それまでお母さんと遊ぼうね。散歩に行ってみよう!」

見送るタイミングで外をちょっと歩いてみることにしました。
陽ざしが暖かくて桜も咲いていた季節。
つくしを見つけ、取り始めたmili君。

たくさんつくしを取ったよ

桜の木の下でも、桜の花びらを集めてました!

赤いPUMAのスニーカー
旅立つまでの一か月を共に歩きました

いつもの散歩コースで、いつものようにアイスの自販機を見つけ、食べたい!というmili君。
ベンチに腰掛けてアイスを食べるmili君にカメラを向けると、
「ヤッホ~!おか!(息子は私をお母さんの「おか」と呼んでいました)」
「miliくん、ヤッホ~!」
可愛く手を振るmili君の動画がありました。

ヤッホー!おか!

優しい春の陽ざしのように、優しく手を振り優しい笑顔の子だったmili君。

アイスを食べて帰り道は抱っこをして帰りました。
暖かい陽ざしに眠りが誘われたのかmili君はそのままお昼寝をしました。
取ってきたつくしをコップに入れて、玄関に飾り、mili君とまた春を過ごすことが出来てほっとした一日でした。


春生まれのmili君。
4歳のmili君と桜が見れて本当に嬉しかったな。
mili君、覚えている?
昨春はこの道のタンポポを取って保育園に持っていって大好きな先生に渡して、飾ってもらっていたんだよ。
もしかしたら、タンポポを見て、mili君も思い出していたかもしれないね。
今年はそれが出来なかったなってお母さんはちょっと寂しかったけど、来春はmili君とこの場所に来ることも出来なくなっちゃったね。
たくさんの道
たくさん寄り道した場所
たくさんお話した場所
もう一度mili君と歩きたかったな。
その日が永遠に来ないことになるなんて
まだ信じられないな。




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