【繊細さん向け】トラウマへの向き合い方。傷は癒えなくていい。
先日、家から少し離れた所にあるイオンに夫と行った時の話です。
私たちは比較的都心に住んでおり、家の周りにイオンが無いので、地元を彷彿とさせる久しぶりのイオンに心躍りっぱなしで笑、「美味しそうなお寿司がいっぱいだ!」「こんなに沢山の種類のお肉がある!」などなど、2人でテンションが上がってワイワイ話していたのですが、その時。
1人の人が私の視界に飛び込んできました。
その人は私の学生時代の先輩で、お世話になった人でもあるけれど、すごく厳しくて、時には理不尽なことも言われ、正直なところあまり良い思い出としては残っておらず、どちらかというとトラウマがあるような人でした。
ついさっきまですごく楽しかったのに、その人を認識した瞬間、全身が凍りつくような感覚に襲われました。
過去の嫌な場面にタイムスリップしたような感覚で、その時の空気感や匂いとかが一気に蘇ってきました。
と同時に、もう何年も前なことなのに未だに思い返して嫌な気持ちになる自分にも自己嫌悪が発動しました。
かつて友人に、「ぽーは嫌なことをいつまでも覚えてて、ネチネチしすぎじゃない?」と言われたことがあったからです。
私って、いつまでも引きずって被害者ヅラばかりしてダサいな、情けないなと思えてきて、そのことも相まってか、ものすごい勢いで気持ちが落ちに落ちてしまいました。
夫に事情を話し、私はその人に気付かれないように急いで違うフロアに移動して、なんとか接触せずに済んだのが不幸中の幸いでした。
帰り道、夫が励ましてくれて、なんとか気持ちを持ち直すことができたのですが、今回の一件で、私は気付きました。やっぱり嫌なものはいつまで経っても嫌だということに。
かつて友人に言われたように、確かに私が繊細すぎるのかもしれない。他の人に比べて傷を深く負ってしまうタイプで、ネチネチした性格なのかもしれない。
でも、それが私という人間なのだとしたら、もはや仕方がない。だからこそ、せめて自分だけは、そんな自分を受け入れてあげよう、と強く思いました。
もちろん、傷が癒えることがベストではあるけれど、いつまで経っても癒えなかったとしても、それで良い。
心に負った傷は、癒そうと思って癒えるものではなくて、自分でコントロールできる範囲外のことだと思うので。
かつてのショックだったこと、傷ついたことを思い出すたびに、自分にしっかり寄り添って、少なくとも自分だけは自分の世界一の味方でいてあげる。自分を抱きしめてあげる。
と言いつつも、私も自分自身にスパルタな一面があるので、いつも上手く自分に寄り添えている訳でもないんですけどね…笑
以上、今回の出来事を通して、ふと思ったこと、感じたことについて書いてみました。
私と同じように、自分自身に対してどうしても優しくなれない、という方もいらっしゃるのではないかと思いますが、たまにはいつも頑張っている自分に寄り添ってあげましょう。褒めてあげましょう。受け入れてあげましょう。
対処療法的にはなりますが、今回の出来事の中で、意識したこと、試したことがいくつかあり、そのおかげもあって早く立ち直れたように感じているので、この点についてはまたシェアさせていただきます!
このnoteを読んでくださった方の心を少しでも軽くできていたら嬉しいです。
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それでは、今回もお読みいただきありがとうございました!