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読むのが怖かった「あくたの死に際」はやっぱりパンドラの箱だった
書かずに死ねるか。大企業に勤めて仕事も順調、彼女とも良い感じな社会人・黒田マコトは、実生活の小さな積み重ねによって心を病んでしまう。
休職し療養に励む黒田は、学生時代の文芸部の後輩・黄泉野季郎と再会する。
卒業後、売れっ子小説家になっていた黄泉野に焚き付けられ、黒田は再び筆を執ることにするが、それは艱難辛苦の道だった―――
2023年にマンガワンで新連載が始まった時に
1話目をたしか読みました
で、心の箱に押し込んで鍵をかけました
あ、これ読んだら自分の心の蓋開くヤバいヤツだ!と
Noteを書いたり、読んだりする方の中には、
「小説家」になりたいと考えている方、考えていた方もいらっしゃると思います
私自身もそうでした
もう10年以上前に私も「魔法のiらんど」で
真似事の物語を1年弱書いていました
「武器屋オルガノ」というタイトルで主人公のセリフだけで話を展開させて、伏線入れたり
毎回違うアイテムをテーマに毎日アップしていました
理由はわかりませんが、急に垢BANを食らって閉鎖になってしまい、サヨナラした灰色歴史
黒とは言いません、他の投稿者の方とチャットで交流したり、素敵な時間でした
別の作品ですが「響~小説家になる方法」も
多分、心がざわわになると思っているので、
読めていません「龍と苺」はとんでもない作品です、まさかそう来るとは!
閑話休題
「あくたの死に際」です、ついつい今朝14話
まで読みました、マンガワンは朝9時にライフが回復するのですが、それまでにもう一回読み直しました、何度読んでもグサグサ刺さる
やっぱり心ざわわして面白すぎる!
主人公の心が壊れてしまう描写、人気小説家として運命の再会を果たす後輩の結構傍若無人、
安定した仕事に戻って欲しい彼女、海千山千の編集者たち…
あるある!だったり、そういう業界なのかな、とか興味深く、またエンタメとして面白く読めました
私が読んだ回まででは、昔の文芸部の先輩との関わりが出てきたり、新人賞が取れるか、また応募できるのか、など次の展開にもワクワクしています
ただ、心の奥底に創作者になりたかった、と
火種が燻っている方は、容量、用法を守って
摂取しないと全てを捨てて、創作のイバラ道へ踏み出してしまう可能性が無いとも言いきれ
ないので、ご注意下さい、劇薬になるかも
きっとマンガですから、紆余曲折あって主人公
は小説家になって、そこでも紆余曲折あると思います
現実でも40代、50代、それ以上の方でも文学賞を受賞してデビューする方はいます
ただし、それは本当にほんの一握り、人生全てかけても大成しない、あくたの人たちもいます
それでも茨の道、地獄の道へ進む覚悟がある人のみが全てを捨てて、実力と運も味方につけて進む道、そこに足を踏み入れる勇気を問われる
エンタメとして楽しむには素晴らしい作品ですが、現実となると周りも破滅に追い込むかも
しれない恐ろしさもある夢のような作品です
ほどほどに仕事しながら小説書いて、文学賞に応募する器用な生き方はできない、不器用な
主人公が愛おしい、そして心配になる
色々心がざわつく作品でした、気になった方はぜひ!
お読み下さいまして、ありがとうございました
失礼致します