「わが家の不思議な住人 ～コキアほうき製作記～」

思いがけない再会

思わぬところで始まった私とコキアの二年目の同居生活。
一年目は、れっきとした園芸店でお金を払って買い求めた立派な市民権を持つ植物だったのに、二年目はまるで忍者のように、ある朝突然、花壇から「どーん！」と大量発生。

謎の正体

「これは雑草か？はたまた新種の妖怪か？」と思わずGoogle先生に助けを求めたところ、「はい、それコキアですよ」とあっさり正体が判明。
去年のコキアが最期に残した「置き土産」だったとは！
なんとしたたかな...いや、なんと生命力あふれる植物なのだろう。

ほうきへの転生

今年は「捨てるなんてもったいない！」と、枯れた姿を立派なほうきへと転生させることにしました。
しかし...出来上がったものを見て、ちょっと背筋が凍る展開に。
なんだか藁人形にそっくりな佇まいで、玄関脇に立てかけたら、まるでホラー映画のワンシーンのよう。
「お客様、どうぞお入りください♪」というウェルカムな雰囲気とは真逆の、
「近づくな...」オーラを放つ我が家の新しい門番。
魔除けとして意外な効果を発揮しているのかもしれませんが、念のため申し添えておきます。
これは決して呪いの道具ではありません!
ただの親子二代目(?) コキアが、 たまたま呪具っぽい姿になっただけの、平和lovingなほうきなのです。

期待の第三世代

ちなみに、来年も謎の集団発生があるかもしれません。コキア第三世代の襲来、私はちょっぴり期待しています。