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万年筆インクで毛糸を染める【LAMYブルー】

↓前回のインク染めが良かったので、たくさん毛糸を染めてそれで靴下を編もうと思い、また染めてみました。

前回染めたのは3g。靴下を編むのに必要なのはくるぶし丈でも40g~。まだまだ足りません。

今回は【毛糸を前回より多い10g】にするチャレンジで、大まかな手順は変わりません。
【使い切ったカートリッジインクと万年筆】を使っています。

使用した材料・道具

  • 万年筆インク(LAMYカートリッジインクBLUE)…使い終わったあとのカートリッジ容器と万年筆に残っている分

  • ウールの毛糸(REGIA Hand-Dye-4-ply)…10g

  • 焼ミョウバン…1g

  • ショットグラス

  • 耐熱容器

  • タオル

毛糸はウールなど動物の毛が多く入っているもの。

手順

今回は使い終わったインクカートリッジの容器と万年筆のニブ部分を数時間ほど浸しておいた水を染料として使用。
ショットグラスに少量の水(30mLほど)を入れ、そこに万年筆とカートリッジ容器を入れておき、ときどき混ぜました。

ちなみに万年筆はそのあと綺麗な水に変えてもう少し浸け置きしたあと乾かしています。

毛糸の準備をする。
毛糸(10g)をカセ巻きにする。カセの作り方はこんな感じ。

少量なので10cmくらいの幅のものに巻き付け、輪の状態(動画の中の35秒くらいの状態)にする。

カセ状態の毛糸を、水に浸して中までしっかりと水分を吸わせ、両手のてのひらで挟み込んで優しく絞る。ポタポタと垂れてこないくらい。

インク水にドボンとつける。白い部分を残したかったので、上半分は水面から出している。
そのまま一晩放置。

翌日。
焼ミョウバン1gを耐熱容器に入れ、少量の熱湯で溶かす。
毛糸が浸りそうなくらいの水を足して混ぜ、常温〜ぬるま湯程度の温度か確認する。熱かったら冷ます。
インク水ごと毛糸をくわえる。やさしく、かるーく泳がせるようにして行き渡らせる。

30分ほど放置したら、水を交換したり、毛糸を泳がせるように動かしたりしてすすぐ。色が落ちる場合は水が透明になるまで繰り返し洗う。

両手のてのひらで挟み込んで優しく絞ったあと、タオルなどで包みぽんぽんと叩くようにして水気をとり、陰干しする。

乾いたあとがこちら。

染め上がった毛糸。毛糸の量が多かったため、インク水に浸らなかった上の部分(白いところ)が広い
インク水に浸っていた下の部分(青いところ)も中まで染まっておらず、色ムラが激しい

インク水の濃さ・量に対して毛糸10gは多すぎたように思います。あと、カセを結ぶ紐をしっかり縛りすぎたのかも。絞り染めのようになっています。

色味はLAMYブルーのインクをそのまま薄めたような感じ。

参考として…LAMYブルーを筆記したときの色味。染め上がりの色味と近い。
ちなみに書いてあるのはタイダイ染めをしたときのメモ書きで今回のインク染色とは関係ありません。

玉巻きします。

参考リンクのカセは大きいので椅子の背を通していますが、ちょっと引っ張っても倒れない、カセの中に通せるものならなんでも良いです。(私は棒を足の指で掴んでます…)
まんなかに何も通さずにほどこうとすると絡まったときに大変なことになります。糸は一方向にくるくる巻いてあるので、まんなかになにか通っていれば、多少絡まってもその方向にクイクイ引っ張れば解けます。

玉巻きした毛糸。横から見た写真。白、水色、青など色ムラがあるところが可愛い。
玉巻きした毛糸。上から見た写真。ふわふわっとした色味が優しい仕上がり。

色ムラが満遍なくあるのではなく、内側が白く外側が濃いところが、編んだときにどう見えるのか気になる。
このあとは靴下を編む予定なので、この糸を右足用と左足用に半分に分けて使うつもりなのですが、片足は青っぽくて片足は白っぽいということになるかも?分けないでそのまま編んだ方が良さそうではある。でもどうしても私は靴下にしたいのだ。

次回、毛糸を5gにして染めてみる。

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