【夢日記①】近未来大都市と忘れられない人
はじめに
私はここ数日忘れられない彼らと会った。
夢の中で彼らとはいくつか話をしたが、やはり夢は夢。話した内容などなんとなくでしか思い出せない。
そんな夢の話を今日は話したい。
忘れようにもなんとなく忘れられない。
彼らは今の私を作りだし、そして、婚約者の彼と巡り合わせてくれたひとたちだ。
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【夢日記①】
彼とはもうどのくらい会ってないのだろう。
私には、その昔2年付き合った彼がいた。
ふと気がつくと、別れてから連絡も取っていない彼が近くにいた。
ここは、、どこ??
辺りを見渡すとここは教室。全然記憶にはない。
だけど外を見てみると、家々が何層にも重なった小規模大都市だった。
窓の外へ顔を出すと下は何層にもなっているから、結構暗いし深い。
向かい側はどうだろう?近所と言っていいのかは分からないが、クラスメイトの家がある。
そこに住むクラスメイトの母親が心配そうにこちらを見ていた。
その小規模大都市は、車が宙を浮かび飛んでいた。
向かい側とは細い橋で結ばれているところもある。
街中いろんな人の活気あふれる声が響く。
私が見ているのは近未来大都市なのか、それとも、懐かしい学生時代の名残を感じる違う時間軸なのか。変な感覚だった。
街に圧倒されている頃、先生がこれから皆で校外学習にいくと言う。
へ〜どこに行くんだろ?なんて思った途端、場面が変わる。
もう目の前には、小規模大都市を支えている機関室のような場所だった。
機関室の関心はもちろんあるが、それ以上に彼を探した。
彼は幸いにも私と同じ班だった。
気づいたら名前を呼んでいた。
「こうき!!」
彼は振り向く。すると彼は、驚いた顔をしていた。
「え!なんでここにいるの!久しぶり!」
正直、彼と別れてからだいぶ後悔し、何度かネットの中で彼を探したこともあった。
それくらい、ひきずっていた相手。
再会に期待度は高くあったが、意外と普通だと思ってしまった。もっと驚け??
久々に会った彼は、昔の姿のまま。
一緒に機関室へ入り、校外学習を体験した。
ふと気がつくと彼が近くにいる。
そんな状態がなんだか懐かしかったが、全然話せないもどかしさがあった。
気づくともうお昼時。お腹が空いた。
彼を探しても見つからない。どこにいるのかと探した。すると彼は眺めのいいどこかの屋根の上にいた。
私はそれを見つけ、一緒にランチにした。
「ほんとに久しぶりだね。最近どうしてた?」
近況を知りたくて、質問した。
「元気だったよ。でも結構仕事が忙しくてね。もうすっかり仕事人間だよ。充実してる。」
ほっとした。
彼とは、仕事の都合もあり別れた仲。
私なりに当時は配慮しながら付き合っていたが、甘えたくもあり、少しわがままだったと思う。
そんな彼から、仕事に熱中していると聞けて安堵した。
「当時はほんとにわがままで負担をかけてしまっていたと思う。素直に甘えることもできず、忙しいのに相手してくれてありがとね。」
私は素直に自分の気持ちを伝えた。
すると彼は、
「いいんだよ。それでも好きだったから、付き合ってたわけだし。けど、仕事を優先してしまってほんとごめん。今はどうしてる?」
そんな言葉、私には勿体無い、なんて思った。
彼は昔からそんなことばかり言う。
相手を責めず、心から慈愛に満ちた言葉をかけてくれるような人。
私は答える。
「今はね、素敵な人と巡り会ったんだよ!沢山甘えて、素直なことも言えて、だけどずっと話してても楽しい人。親友でありながら恋人としても十分に愛しあえる人と出会えたの!」
そういうと彼は、優しく微笑みながら、それはよかったね、と一言。
私は正直、今の婚約者と出会えたのは彼との経験があったからだと思っている。
だからこそ、ずっと、謝罪と感謝をしたかったのだと思う。
そのあとは、一緒に機関室へ足を運び、彼を近くに感じながらこの近未来大都市について学んでいた。
気づくと夢はおわっていた。
満足感と寂しさが残る夢だったな。
ふと気がつくと婚約者の彼が隣で寝ている。
私たちは、クイーンもあるベッドで、なぜか密着しないと寝れない。
寝顔を眺めながら、私の胸中は愛が溢れた。
早く彼と同じ苗字にならないかな、そう思った朝だった。
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次回は【夢日記②】。
どんな彼と会い、どんな夢なのか。
今回の夢より現実感ある話になっています。
ぜひお楽しみに!🫶
※ノンフィクション