どうやって甘えたらいいの?甘え方を知らないわたしの挑戦<後編>
48歳まで処女だったわたしは、いわゆる「彼氏なし=年齢」ってやつでこの歳を迎えました。当然、男性とどう向き合えばいいのかもわからないまま。
しかし、ある男性と出会ったことで、自分の中にある男性に「甘えたい」という感情と向き合うことになったのです。
今回は、「甘え方を知らなかった」アラフィフの私の挑戦の後編です。果たしてわたしはその男性に甘えることができたのでしょうか?
あなたに「寂しい」って言いたい…!
彼氏いない歴を更新したまま48歳で処女を捨て、それからなかなか特定の相手が見つからなかったわたし。ひょんなキッカケから、ひとまわり以上も年下の仲良しくん(セフレ)ができました。
そんな男性慣れしていないわたしはなかなか男性に甘えることができない。
でもその彼には「いっぱい甘えたい!」という思いを持ちはじめ、思い切って甘えてみることにしたのです。
彼とは、毎日のように朝と夜のメールはしているものの、お互いの家の距離や、彼の仕事の関係でなかなか会えなくて寂しい気持ちが募っていました。
その思いを伝えたいのですが、メールだと上手に伝えられない気がして、実際に会うときに直接伝えることにしたのです。
デートの当日、彼に会ってランチをしながら楽しく話す中、意を決して彼の目を見て伝えました。
「あなたに会えなくて寂しいの。もっと沢山会いたいし、一緒にいたい」
ドキドキしながら彼の反応を見るわたしに、彼は目をまっすぐ見てこう答えてくれました。
「寂しくさせてごめんね。素直に気持ちを伝えてくれてありがとう。嬉しい」
彼は、わたしの「寂しい」」という「あなたに甘えたい」という感情を受け止めてくれたのです。
これまでは甘えると「拒否される」「嫌われる」「怒られる」ということが多かったわたしは、拒否されることなく、ちゃんと目を見て伝えてくれたことで、とても大きな安心感を得ました。
それからは、わたしは以前よりも彼に自分の気持ちを素直に伝えたり、態度に示せるようになりました。
相手が自分を受け入れてくれるという安心感は、想像以上に大きいと感じる出来事でした。
これを読んでいる人の中にも、なかなか「甘えたい」「寂しい」「会いたい」などの気持ちを素直に出せないことってあると思います。
もしかしたら、それは素直に気持ちを出せる相手に出会えてないのかもしれません。
わたしは彼に出会ったことで、「甘えたい気持ちを受け取ってくれる人はいるのだ」と知れました。
そういう人がいることは、とてもありがたく幸せなんだなと感じています。