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ミラノで過ごすクリスマス”Natale”

 あと少しでいよいよクリスマスです。
イタリアの人が一年で1番気合を入れるイベント。

ですが、今年は12月24日から翌月1月6日まではイタリア全土がレッドゾーンになるので、自治体をまたぐ移動やパーティーは禁止されます。

 イタリアでは、クリスマスは家族で過ごす文化が強いので、レッドゾーンを前に家族の元や地元に移動した方も多くいます。

今日23日まではまだ移動が可能なので、今日はなんとなく車が少なくなったような…。

 今年のクリスマスは集会もお買い物もできないので寂しくなりそうです。

 そう言えばクリスマス当日、マンションのロビーにスーツを着て花束と手土産を持った素敵なおじ様が立っていたので、挨拶をするとだいぶハニカミ笑顔だったので、
本当は禁止されているパーティーにこっそり来たのかな?と、思ったりしました。


ゴーストタウンの噂は本当?

 さて、今年は例外として、通常イタリアのクリスマス当日と言えば”ゴーストタウン”と言う噂は有名です。

日本で例えるならお正月のような雰囲気で、
レストランやお店は閉店しているのが一般的です。

 家族や親戚が集まって一日中おしゃべりをしながら料理を食べます。

 イタリアに住む日本人のお友達たちは、クリスマスホリデーは日本に帰省する人が多いのですが、
実際にどの程度ゴーストタウンなのか、昨年(2019年)私たち家族はミラノでクリスマスをすごしてみましたので、その時の事を書いてみようと思います。


 先に答えを言っておくと、ずばりゴーストタウン!というほどでもありませんが、ほとんどお店はやっていません。
 答えは△です。

・クリスマスシーズン到来!


 ハロウィンが終わり11月を過ぎた段階からミラノの街は徐々にクリスマスモードになります。

 12月8日の祝日(Immacolata Concezione) “聖母無原罪の御宿りの日”を迎える頃には街は完全にクリスマスモード一色になります。

この日にクリスマスツリーを飾るそうなのですが、私の体感では11月中旬頃から既にクリスマスツリーを出すお家が多かったです。

 昨年の11月中旬のある日のショッピングモールのクリスマスツリーです。

 お店にもクリスマスグッズが所狭しと並び、毎年この時期のショッピングモールはプレゼントを買う人でとてもとても混み合います。

人も多い上に滞在時間が長いので、迂闊にいつものテンションで行くと駐車場が空いてない場合もあります。



 ミラノの中心部ドゥオーモでは、毎年12月上旬にクリスマスツリーの点灯式があり、クリスマスマーケットもスタートします。

開催日は毎年前後しますが、2019年は12月6日に行われました。

・12月24日イヴのミラノ

 クリスマスイヴのミラノです。

 この日はだいたいお昼くらいには閉めるお店が多いので、お買い物する時はお昼くらいまでがオススメです。

中心部に向かう電車の中はこんな感じです。(15時頃の様子)
正直、ドゥオーモに向かう電車に乗っただけでワクワクします。

※有名ですが、スリはめちゃくちゃ多いです。

 ドゥオーモのある中心部は夕方も営業してるお店が多く、人も普段より賑わっています。

ミラノの冬は寒いので、カフェも混み合います。

 こちらはミラノでも人気のジェラートショップ”Cioccolatitaliani”。ジェラートも美味しいですが、カフェやチョコレートドリンクもとっても美味しいのでオススメです。

 そしてドゥオーモのイルミネーション。

たくさんのLEDでてきた巨大なツリーは色と模様が変化します。

クリスマスツリーと言えば”巨大なもみの木”と、想像していたのでちょっと残念でした。

でも、とても綺麗でした。

↓こちらは今年2020年のクリスマスツリーです。今年は本物の木でした。

 そして毎年恒例のガレリアのスワロフスキーのツリー。

 人気カフェの”marchesi1824”からも綺麗に見えます。

 マルケージのお菓子は手土産にとても喜ばれます。
 このカフェはガレリアの店舗がPRADAのお店の2階にある事や、2014年にPRADAグループに入った事で、プラダのカフェとも呼ばれています。

 ケーキが可愛かったので3つだけお持ち帰り。

よくある日本のケーキとは全く別物です。賞味期限長そうと言うかなんと言うか、なんとも説明出来ないので一度食べてみる事をオススメします。
 個人的には日本のケーキの方が好きかな…

この日は綿飴のおじちゃんも出てました。
割と人気です。

12月24日の特に中心部は殆どのお店がオープンしているので、クリスマス事態を楽しめるし、レストランやおむつ替えには全く困りませんでした。

・12月25日クリスマスのミラノ

 さてクリスマス当日のミラノですが、人は24日よりは流石に少なめです。

クリスマスツリーをじっくり見るには最適です。

撮影はお昼くらい。

いつも混みがちなメルカンティ広場もこの通り。

ランチは軽めにスターバックス リザーブにしました。(ちなみにこちらは元旦もやっていました)

たださすがに夕方近くになってくると人が増えてきました。
ゴーストタウンと聞いた割に、結構賑わってる。

子どもたちにはバルーンが人気でした。
2019年この年の1番人気のバルーンは”ペッパピッグ”。

ちなみにバルーンがあると迷子にならなくて済みます。笑

後ろに少し写っている赤いフォトブースも人気でした。

イルミネーションが綺麗に見える日没は更に人が増えました。
とは言え何となく少なめです。


 12月25日のミラノ中心部は、基本的にほとんどのお店はお休みですが、クリスマスマーケットやスターバックス リザーブやファーストフード店、その他カフェなどなど営業しているのでゴーストタウンではありませんでしたが、デパートなどが営業していないのでおむつ替えには困るかなといった感じでした。

あと、レストランはやっていないので日本のようなクリスマスディナーをレストランで!なんて言うことは出来ません…。

ちなみに12月26日も同じ感じでお店がやっていないので注意です。

・もしクリスマスシーズンにミラノを旅行するなら

 クリスマスシーズンにミラノに旅行する際は12月24〜26日と1月1日は避けた方が、お買い物やディナー、おむつ替えに困らないと思います。

 クリスマスマーケットは通常であれば12月10日前後から1月6日まで行われるのでその期間は、イルミネーションやツリーと共にミラノのクリスマスを味わえます。

レストランでもクリスマス限定メニューなどがあるので予約できれば楽しめます。

 もし今後ミラノに旅行の際は参考にして頂けたら嬉しいです。

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