9プリンシプルズ
こんにちは。
MITメディアラボの所長の伊藤穣一さんとジェフ・ハウさんの9プリンシプルズという不確実に加速する未来に勝ち残る為に必要な9つの考え方や行動に関する原理が説明された本です。
MITメディアラボについて興味ある方や新規事業などに関わる方には非常に参考になる本だと思います。
何となく、感じたていたことを言語化されていて、腹落ちしましたし、こういう風に行動していきたいと思いました。
以下、印象に残った個所です。
①権威より創発
・インターネットが中心的な役割を果たす。コラボレーション、オープンイノベーション的な考え方が重要な時代へ
②プッシュよりプル
・周りを引き込む戦略
・需要が出てくるまで、供給をそもそもすべきではない
・コミュニティ、プラットフォーム戦略の理解
・ハッカソン、知恵を集めることが重要
・世界はストックからフローに移りつつある
・マーク・グラノヴェンターの弱い絆の強さ
・自分の繋がりの外側のコネクションに目を向ける
・周辺視力モードと実行モード
・ツイてる出来事を本当の機会に変える
・完全に意識を引き、その場にいて、探究と好奇心を通じた極めて広いネットワークを開拓できなくてはならない
・献身とオープンな心が求められる
②安全よりもリスク
・攻めるということ、挑戦することが重要
・この考え方がイノベーションには不可欠
・リスクの高い投資を沢山する場合、成功しないものはあっさり見限る意思が重要
・アジャイル開発
・ソフトの世界だけでない、ハードでもアジャイル
・シャンザイ+α
・シリコンバレーと深センはエコシステムは異なるがそれぞれ、完全な生態系を持っている
→それぞれのネットワークと有機的につながる人になりたい
③地図よりコンパス
・メディアラボ、独自性、インパクト、魔法を目指す。だれもやっていないこと
・使命と思わず、神話を考えよう
・コンパスによる共通の方向性
・成功のカギはルールや戦略ではなく文化
④安く買って高く売る
・自分が不公平なほどの優位性と情熱を持つ新興分野を見つけること
・リスクは高いかもしれないが、台頭する分野のトップになれる可能性は高い
・エネルギーを上向き方向に集中させる
⑤従うより不服従
・何もいわないやらせておく
・ルール、ルールでやるから人は年を取ると昔ほど、クリエイティブでなくなったように感じる
・アジャイルでいい加減で、許認可となしのイノベーションのための特別な場所を確保することが重要だ
・イノベータを引き寄せる
・自分の創造性を高める。他の人々も啓発して傑出した存在にさせる
・風変りな行動が、その人々自身の生活を改善し、それを採用することでコミュニティも改善される
・良心を持つ不服従
⑥理論より実践
・加速する未来では変化が新し常識となるので、待って計画する方が高い費用となる
・興味駆動、情熱駆動でやってみる学習にフォーカスする
⑦能力より多様性
・シリコンバレーの多様性
⑧強さより回復力
・失敗から学んで先に進める
⑨モノよりシステム
以上が9つ原理原則です。
また、大事なこととして、まとめ的に次のことも書かれてて、こちらも参考になりました。
・様々な新しい発展に潜む可能性を感じ取ること、敏感になること
・首を突っ込んでその一部になれたらもっといい
・面白がる能力、感度、そして面白さをどう伝えるか
・自然発生的な動きを大事にしよう
・自主性、柔軟性に任せてみよう
・先の事はわからないから、おおざっぱな方向性で動こう
・あえてルールから外れる
・まずやってみる
・メンバーも多様性
・単純な製品よりもっと広い、社会的影響を考えること
以上です。
時々読み返しながら自分はきちんと行動出来ているかチェックしていきたいと思います。