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ASDは相対世界に生きていない【発達障害】【孤立型】

自分の発達障害のタイプを書きました
そういえば書いてないと思って
自身のASDの特性について語っています
表題については最後の方で触れています


ASD単独の診断

発達障害はASD+ADHD併発が多いですが、私はASD単独の診断です
…いまのところ

偏見ですがADHDに多く感じる陽キャ要素や明るさやノリの良さが自分には皆無であるため、私のnoteを読んでくださっている方はお気づきの方もいらっしゃるかもしれません

ASDの問題点について

基本的にはやはり社会性に帰結すると考えていますし、実際そのように言われています

①社会性の障害
他者との関係性構築が非常に困難(または刹那的になりやすい)、想像力が欠如していることにより他者の立場になって考えることが非常に難しい

②コミュニケーションの障害
相手の感情や意図を自然に汲み取れない、表情やジェスチャーの非言語コミュニケーションが極めて難しい、文字通り受け取る、冗談が通じない

③想像力の障害
未来の予測が困難(先の見通しを付けられない)、応用がきかない、曖昧さが理解できない、白黒思考になりがち

ASDのタイプは5種類

①積極奇異型
他者に対して積極的に交流するが一方的になりがちでありトラブルに発展しやすい傾向
目立つためか世間のASDはこのタイプと認識されている様子

②受動型
大人しく従順であるため目立たず発達障害と気づかれにくい、主体性がないため利用されやすい
嫌なことを拒否できずストレスが溜まりやすい

③孤立型
一人が好き、周囲の世界を認識しづらいため人に興味がない(持てない)
人に関わろうとしないため目立たない(浮いてるけど)
従来型の自閉症に最も近いタイプ

④尊大型
他者を見下すタイプ、自身の主張を押し通すため圧力をかける
パーソナリティ障害との関連性が示唆されている

⑤大仰型
丁寧だけどどこか不自然が残る
元々他タイプであり過剰適応した結果が大仰型らしい
ASDで一番社会適応している

自タイプである孤立型の特徴

クリニックではこういう話にならないので自己判定ですが、私はずっと孤立型だと思っています(変わる人が多いらしい)
以下は一般的な孤立型の特徴と言われており、私にも当てはまる部分です

・他タイプよりも自閉傾向が強い
・人への興味関心がない(持てない)
・興味が限局的になる
・好きなこと以外やりたくない(時に放棄)
・一人でいたい、一人が最も安心できる
・雑談できない
・視線が合わない
・集団行動が猛烈にストレス
・過干渉(精神領域への介入)が猛烈にストレス

孤立型は自閉傾向が最も強い

従来型の自閉症に最も近いタイプであるため自閉傾向が強いです
私も相当だと思います
表層的にはわかりづらいかもしれませんが、意識がまったくといっていいレベルで外側に向いていません

脳の特性上、世界に自分一人しか存在していない状態となっているため、周囲の人を認識できません
人への興味がないと言われがちですが、結果的にそうなるのであって、そもそも「自分一人しかこの世界に存在していない」ため、興味があるないの話ではないのです

実際私は子供時代、周囲の人の存在を認識していませんでした(なので自ら話しかけることはなく、話しかけてこられるとかなりびっくりしていました、何かがいきなり現れた!みたいな状態なので)
今も本質的に認識しているわけではなく、おそらく蓄積した知識と論理を用いて理解を深めようとしている状態にすぎないと思っています

それゆえか自身を支え構築しているそれこそ自身の一部である論理を軽視されると、非常にイラァッとしてしまうのかな…と思っています笑

私は現実世界で自分から人に声をかけたことが一度もありません
え…?????????
と思われたかもしれませんがこれは受け身なことが原因なわけではなく(それもあるけど)、そもそも人に声をかける発想がないのです
人と話をするという発想すらも結構な年齢までなく、いまだに人はなぜ人に声をかけるのだろう?と本気で思っています(哲学じゃないです)

ただ受動型のような部分が1割くらいはあるようで、声を掛けられたら応じることも、あります
無視したりとかはなかったですたぶん
ただやはり受動型ではないため嫌なことは拒否ります最終的には
また雑談力が皆無であるため共通の話題がない人は難しいです、が、趣味関係の友達はできやすいです

つまり趣味を持たなかったらますます人と関わらなくなってしまい、孤立します
孤立型の私がこういう性質であるわりに、人と関わる人生を歩むことができているのは、趣味のおかげなのです
趣味は文字通り命綱です

孤立型ASDの良い点と悪い点

良い点
・無害である
・興味があることに対してのめり込むため、いわゆる発達ブースターがかかりやすい
・自律性が高い

悪い点
・他者からすると謎でしかない強烈なこだわりがある
・自身の内面世界に対する介入の許容範囲が極端に狭い
・他者との交わりが困難でありストレスとなりやすい
・からかわれやすい、いじめにあいやすい
・孤立しやすく社会適応が難しい
・無表情
・何考えているかわからない印象を与える

良い点の無害である、はサイト情報であり自分のことを無害と思っているわけではありません…
正直メリットなどないと思っています、ブースターを仕事に活かすことができればメリットと成り得ますが、そのように生きられる人はほんの一握りの人にすぎません
そもそも私は命令、束縛、制限などに嫌悪感が強いため、仕事自体が嫌いです

悪い点の、
「自身の内面世界に対する介入の許容範囲が極端に狭い」
というのは、
過干渉、価値観の押し付け、拘りの否定」
などが挙げられます

拒否感を起こしやすいため、むやみやたらと介入せず、理解できなくても害がなければ周囲は「放置、見守る」スタンスが最も良い選択となります

…私が過干渉を不快であると書き散らしているのも、この部分に抵触しまくっているためだと思われます
過干渉と押し付けダメゼッタイ…

ASDの症状は性差がある

私は女性ですが、女性のASDは比較的多少の適応能力が備わっていることがあり、ちょっと変わった人、くらいの印象になりやすく、周囲から発達障害であることに気づかれず大人になってしまうケースが多いです

私もその一人です
最大の問題点は、適切な養育、心のケアなどを受けられないまま学校、社会に放り込まれ、失敗を繰り返し二次障害を発症しやすい点にあります
私もまさにこのルートをそっくりそのまま辿っています

ASDは不安になりやすい(二次障害)

ASDは不安になりやすく、実際に不安障害発症率が高いです
・一般的な発症率は13%程度
・ASDの発症率は50%前後

ASDが不安になりやすいメカニズムは未解明とのことですが、諸説は色々あり、人により経路が異なるようです
ゆえに治療も難しく治癒率もいまひとつ…

私も不安障害を発症していますが、いつなったのか記憶がありません
中学生の頃にはすでにあったと思っているのですが…

ASDは相対世界を生きていない

最後に主題です
理由は
「世界の住人は自分一人だけ」という脳の作りであるためです
少し上述していますが、ASDは脳の作りが定型発達とは根本的に異なります
正確に言うと異なる発達をします
定型発達は成長するにつれ「世界の住人は自分だけではない」と発達していくのですが、ASDはずっと世界にひとりしか住んでいません

よって他者に興味がない、という状態になりやすいです
脳の特性なので興味を持とうとしても認識が正常に行われていないため、持てないのです

なので人の社会は相対性であるという認識が欠落しています
世界の住人は自分だけなので
更にASDは自他の感情を殆ど認識できません

その結果どうなるかというと

・嫉妬しない(嫉妬という概念そのものが欠落)
・他者を蹴落とす人が理解できない
 
(椅子理論を実感できない、蹴落とす心理も理解できない、そういう発想にいたる経緯は更に理解できない)
・心理的に他者の存在を落とすことで自分の優位性を会得する人が理解できない
 (まやかしなのに?自分の位置は変わらないのに?理解不能)
・打算が働かない(感情が認識できないため打算という概念ごと欠落)
・他者の悪意、害意、他害がわからない(概念ごと欠落)

という状態になります

上述した「無害である」の根本理由だと思います
他者への興味が希薄である点もひとつの要因かもしれません

嫉妬で他害する人などの心理が理解不能で、調べて謎は解けたのですが、やっぱり自分は相対的ではなく絶対的な感覚で生きているため、根本的には理解できなさそうです

べつによくない?と感じるかもしれませんが問題点もあります
社会適応が困難になります
人の感情や流れを認識できない弊害はやはり大きいのです
実感できないんですけどね
その実感の出来なさがまさに問題なのです

あと他者に攻撃されても中々気が付けません
本当に、物質的に攻撃されない限り気づけないですし、マウンティングに何年も気づけなかったことが過去に実際ありました

私がやたら人の心理を調べるのは、謎に感じることが多いのも理由ですが、攻撃に気づけないことによる防御の甘さを無意識ではありながらも自覚していて、危機感から芽生えたものでは?と考えています
…とはいえ元々興味があるのだとは思います、本格的に学んでみたい気持ちもありますし
(難しそうなので都合の良いところだけかじり続けると思いますが)



写真は一昨年に撮った柚子湯を堪能するカピバラさんです
温泉につかるカピバラさんに会いたくて寒い中会いにいきました笑

なぜなら暖かい日は温泉に入らない可能性があるためです…結構デリケートらしい…ちょっと自宅から距離があるため、動物園に電話で確認してから向かいました
当日の気温で大体わかるようです

まあ入らなくても可愛いのですが入るところを私はどうしても見たかったので(こういうところなんですよ…)

打たせ湯
サイズ感とか絶妙すぎる
眠たそうな目が最高に可愛い

手も可愛い
要するに全部可愛い
温泉は数分おきに入ったり出たりを繰り返します

可愛すぎて永遠に見てられる…
と思いながら撮っていたら他のお客さんも同じこと言っていてですよね!!
と心の中で相槌打っていました笑

ちなみになぜ柚子湯なのかと言うと、カピバラさんは雑食ですが柚子は食べないためです

某所で薔薇湯を楽しむカピバラさんに会えるらしいのですが関東じゃない&アクセスがちょっと微妙で未訪なのです
行きたいなあ可愛いなあ癒されたいなあ













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