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傾聴の市場価値

あまりお金の話はしたくないのですが・・・

 支援職のお給料は安いです。あえて具体的な金額を書くと、就労移行支援施設の職業指導員で、高くて月給22万円。やりがいがあり、難しいスキルを求められる仕事ですが、現実はそんなものです。

 アメリカ人の友人に、精神保健福祉士の年収を聞いたところ、「3倍くらい」と言われ、失禁しました。あの時の屈辱を、今でも鮮明に覚えています。

傾聴という技術は、高価な技術

 カウンセリングうというと、大袈裟に聞こえますが、支援職は常にカウンセリングをしています。それを、”傾聴”と呼んでいます。

 傾聴は、高く売れます。時給6000円です。

 お給料の少ない支援職にとって、この技術はぜひ、売るべきものだと思います。

 時給6000円が、相場(しかも最安値)である理由ですが、電話カウンセリングが1分100円から販売できるからです。

 じゃぁどこでそれを売るかといえば、アプリなんです。
ココナラ:(https://coconala.com/services/2994992)

公開処刑


ココナラ(アプリ)

 販売実績のない、自分のサービスを公開するという英断は、一重に支援職のお給料を上げたいという、自分の考える社会的課題を解決したいという思いからです。

 びっくりされた方も多いと思います。ですが、実際医療機関でカウンセリングを受けると、30分3000円など、むしろ安いくらいです。

自己肯定感と自分の市場価値はセット

 ”ダメンズウォーカー”という言葉をご存じですか?”ダメな男を渡り歩く女性”という意味です。

 このような傾向のある方は、自己肯定感の低い方が多いと思います。そして、悲しいことに自分を安売りし、尽くして尽くして捨てられる。そんな悲惨な話をよくお聞きしました。

どうすれば、自分を高く売れるか?

 ずばり、自分を承認することです。

 自分の良いところも悪いところも、ありのまま受け入れる。それを繰り返せば、人は自己肯定感が上がると思います。

 悪いところを受け入れて、なぜ自己肯定感が上がるのか。なぜなら、いいところだけを受け入れても、どこか自分を疑ってしまうからです。自分を疑っている人に、自分を承認することは難しいのではないでしょうか。

副業ありの福祉施設は少ない

 福祉施設で、副業を許可している会社は少ないです。ですが、実は副業を会社に隠すことは可能です。

 私たちは、税金を徴収されています。税金の徴収方式には、以下の2種類があります。

・特別徴収(お給料から、毎月天引き)
・普通徴収(自身で直接支払う)

さて、どちらを選んだら副業を隠せるのか?

 答えは、”普通徴収”です。会社を通さず払うため、副収入があることが、わからないからなんです。

「オレは「正しい」と思ったからやったんだ。後悔はない…こんな世界とはいえ オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」

ブローノ・ブチャラティ/ジョジョの奇妙な冒険

 支援職の方は、優しいです。嘘やごまかしが苦手な方が多いと思います。そして、奉仕のこころが強く、お金にあまりこだわりません。

 それだけに、素晴らしい技術が安売りされています。

 

皆さん、私たちの技術、どうか、高く、買ってください。

高く……買ってくださいまし私のために

織作茜/絡新婦の理

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