後日談:2つのコンテストに参加して見えたもの
こんにちは、MIKUNIです。
前回、ジャンプラ原作大賞作品や後日談を見てくれた方、スキをいただいた方、改めてありがとうございました!
********
実は最近の私は、noteの執筆とあわせて「いろんなコンテストに応募してみる」という目標も立て、2つほど作品を手掛けていました。
どちらも先日のジャンプラとはまったく毛色が違う作品なので、なんでもいいから書いている感じが伝わってくるかもしれません(笑)
けれど少しでも挑戦すると「私はこんなことも書けるのか」という発見や、逆に「まだこのあたりが足りないな」という自分の力量が見えてくることが、何より面白く感じている最近です。
そんな2作品のご紹介と、どんな感じで作品を仕上げたのかのプロセスを、未来の私への備忘録も含め、書いておこうと思います。
********
「#清潔のマイルール」 コンテスト作品について
まずはnoteで募集されていた、パナソニック主催の「#清潔のマイルール」コンテストです。
この作品は、あまりひねりがなくシンプル。実際の出来事をベースに、最近の清潔に関する意見を書いてみました。
アンチテーゼを唱える内容なので、コンテストの作品としては不向きだろうなー、文章に共感する人はおそらく少ないだろうなーと、正直思っています。
けれど、普通の学生生活を送れなくなってしまった実際の子供たちを見て、その子供たちのトラウマを見て、どうしても他人事ではいられなくなってしまった。
コンテストの結果というよりは、参加することへの意義や、自分の想いをぶつけることをメインとしたエッセイでした。
********
「エブリスタ」 超・妄想コンテスト作品について
もうひとつ、小説サイト『エブリスタ』にて募集されていた超・妄想コンテストに参加してみました。
これもジャンプラの時と同じく、5日間で作品を仕上げました。…だってこのコンテストを見つけたとき、またしても〆切がその日数しかなかったんですもの(汗)
今回のお題は「〇〇になりたい」でした。
私の発想としては、何かに成るサクセスストーリーだとつまらないから、それの逆をやってみたいと思いました。
これは私が面白いと思った読み切り作品のいくつかにも含まれていた要素でもあるのですが、「普通→特別に成る」ではなく「特別→普通に戻したい」が面白そうと思ったんです。
代表的な作品だと、藤本タツキ先生×遠田おと先生の『フツーに聞いてくれ』みたいな感じでしょうか。
「特別→普通に戻したい」のパターンを、我ながらいろいろ考えた結果。
こんな日頃の些細な出来事から「もし特別なものを否定される日常を、誰かのために受け入れるとしたら」………という考えに至り、それを基礎にして『パクチーを好きになるのは無意味ですか?』という作品が出来上がりました。
********
はてさて、そんな感じで今回の創作作品を経てきたわけですが…
「もっと上手くなるにはどうしたらいいか」のプロセスが、私の中で始まろうとしている感じがしています。
仕事でも趣味でも、最初はワクワクして取り組みます。
けれど、上手くいかない事が出てきて、どうしたら上手くなれるのか模索する。……ここでやっと「学びたい」という意欲が高まることが、私は多くありました。
だから3作品は「下手なのは承知だけど、やってみたかったんだよ!」って気持ちで仕上げていたものの、一方で私はWeb記事ライターとしての顔も持っているので、文章を書く=仕事という視点でも見ている。
だから「仕事なんだから未熟なままでお金を貰えると思うなよ」という客観的な自分が常にいて、そのプレッシャーが学びの意欲を搔き立てているのかもしれません。
「そんな考え方で辛くないか」と思うかもしれませんが……私は心のガードが豆腐のごとく弱いので、逆にこれくらい作品を仕事としてアッサリ見れる視点は嫌いじゃないというか、ビジネスとして割り切れる潔さが、前に進む無駄な壁を作らなくて済むので、けっこう好きです。
もちろん作品は私の分身でもありますから、誰よりも大好きだし「こんな良いところあるじゃん!」って、全力で擁護はしますけれどね(笑)
長々と語ってしまいましたが、改めて文章に対する学びの意欲が高まり、結果的にWeb記事ライターの仕事の幅も広がりそうで、嬉しい相互作用ができたなぁと思っています。
これからも「文章」の可能性を、拙いながら探求していきたいです。