教室のはじっこで1人ぼっちだった私へ
春が苦手だった。
新しい環境に馴染めなくて、子どもの頃は春がとにかく辛かった。精神的な疲れからか、毎年この時期に酷い口唇ヘルペスに悩まされる。
新しい仲間との第一印象に、グジュグジュの荒れた口元で登校するのも憂鬱の種だった。
探り合う距離と休み時間
緊張した空気
慣れない友達と新しい先生
刺激の多さに順応できなくて、毎朝泣いて学校に通った。
小学校1年生でも2年生でも春の遠足は友達がいなくて担任の先生と2人でお弁当を食べたのを覚えている。
両親にも、心配をかけてい