思いつきで尾道に行った話
みなさんこんにちは、Mikumaです。
この度、11/30~12/1で尾道に行ってきました。
前々から予定していたものではなく、前日金曜日の仕事終わりにふと思い立って尾道に行くことにした。
最近仕事が忙しくてどこか遠くに出かけたくなったのと、この土日の天気が良さげだったので。
尾道には前々から行ってみたいなあとは思っていたので行き方を調べたら新大阪から1時間半くらい、片道8,000円ほどで行けることがわかったので決定。
とりあえず行きの新幹線と宿を予約。
宿は以前フォロワーさんに教えてもらってピンを立てていたところがあったのでそこで決定。
一泊6,600円で眺めもいいとのことだったので期待値は高い。
朝イチで新幹線に乗り込む。
普段新幹線の利用は東京大阪間の2時間半コースなので、福山までの1時間は結構短く感じた。
持っていくカメラはいつものLeica M10に50mm、そしてGRIIIのみ。
そして福山駅から尾道駅へ。
ローカル線の車両内で現地の学生たちの通学風景が見れて、謎の懐かしさを感じること20分。
尾道駅へ到着。
学生たちは尾道駅で一斉下車して一目散に向島行きのフェリー乗り場へ向かうみたい。
尾道といえば僕の中では朝の連続テレビ小説『てっぱん』と『龍が如く6』のイメージが大きい。
大阪人としては尾道のお好み焼きは気になるところで是非とも食べたいと思っていた。
とはいえ11時から営業だから、それまでは暇を持て余すので早速尾道を散策することにした。
朝の尾道本通り商店街は差し込む光が綺麗で朝支度をする尾道の人たちの日常生活が垣間見えて魅力的だ。
尾道の朝は穏やかだ。
千光寺まで登ることにしたけど、直通のロープウェイがちょうど前日から1か月の点検作業に入って利用できなかったので坂道を自力で登ることにする。
途中で早速猫たちにすれ違い，猫の街尾道を体感した。猫の細道なる道まであって、やはりそこが1番猫とすれ違う率が高かったと思う。
千光寺までやってきて境内から尾道を一望する。
ここがよく見る尾道の風景、僕が辿り着きたかった場所だ。
ロープウェイがあるくらいの山だからと身構えていたけど案外あっさりやってこれるものである。
ちなみにこの2日間、スナップの過程で何度も上り下りすることになる。
千光寺頂上展望台「PEAK」なるところへ、ここまで来るのは少し大変だけど、やはり景色は良い。
山を降りて再び尾道本通り商店街周辺をスナップする。
調子が狂いそうなくらいにのんびりとした時間が流れている。
世間話をしている人たちの間に鎮座する猫。
猫と人とが自然に共存しているように見える。
11時に『お好み焼き村上』へ。
ここが朝の連続テレビ小説『てっぱん』のモデルとなったお好み焼き屋さんらしい。
話の内容は忘れてしまったが、調べたら主人公の苗字が村上だったから間違いないのだろう。
食べるまで知らなかったけど尾道のお好み焼きは砂肝が入っているのが特徴らしい、あごたえもあって実に美味しいお好み焼きでした。
11時前にちらちら様子を見ながらスナップをして、11時5分頃に入店したらすでに残り1席しかなくてなんとか座れた。どうやらここは開店時間ぴったりにこないと並ぶらしい。
待っている間に外には列ができていた。
美味しいお好み焼きを山崎のハイボールで流し込み、とても心地良い気分になる。これが優勝ってやつか...。
尾道のお好み焼きはとても美味しかったので次は別のお店も開拓したい。
尾道は坂の街と言われる通り、とにかく歩く＝坂を登ることになる。
そしてどんどん未知の路地が猫とセットで現れるおもしろい街だ。
フォロワーさんに教えていただいた『AIRSHIP COFFEE』で一休み。
美味しいコーヒーを竹林に癒されながら飲むことができる。
尾道本通り商店街でのワンシーン。
商店街にある目を引く喫煙スポット。
日が落ちてきた頃の『みはらし亭』にて。
夕方、自分らしく商店街をスナップするか、また山を登って夕焼けの尾道を目に焼き付けるか。
悩みに悩んだ結果後者を選択。
坂を上り下りしまくってまた商店街へ。
夜は一気に人が減るけど、夜の商店街も実に情緒がある。
尾道のスナックなど夜の街がひしめく新開というエリア。
大阪の繁華街のような賑やかさはなく、シーンとしていて人とすれ違うことはほとんどない。
このあたりは龍が如く6にて広瀬一家の事務所があったエリアできてみたかったのでこれでよかった。
そのあとは適当に入った店で尾道ラーメンをいただく。
この日泊まったホテルは『ビュウホテルセイザン』、フォロワーさんに教えていただき眺めが良いと聞いて予約。
何故かタイの雰囲気、オーナーさんは日本人だったがスタッフさんはタイ人だった。
このホテルまでGoogleマップの示すルートで行くと、街灯もない足元真っ暗の坂道をずっと登る修行のようなルートを通ることになる。
別ルートは案内メールに来ていたのに気づかず来たもので、到着する頃には息切れしてぶっ倒れそうだった。
オーナーさんが冷たいお水を出してくれて、すごく体に沁みた。
部屋はこんな感じ、昭和な雰囲気がそのまま残ったような部屋，いつかの山口で泊まったホテルによく似ているな。
話に聞いていた通り、尾道の街が一望できて最高のロケーションだった。
景色を眺め、山下達郎の『蒼氓』を聴きながら、コンビニで買った戸河内のハイボールを飲むと格別に美味しいのでおすすめ。
オーナーさんもとても良い方で、お値段をお手頃で素晴らしかったです。
また宿泊したい。
2日目
朝6時頃に目が覚める。
まだ太陽は登っていないが日の出前からすでに尾道は美しい。
部屋に差し込む光も最高。
僕はホテルはのんびりゆったりと過ごしたい人間だけど、尾道の朝の素晴らしさは昨日経験済みなので7時半頃にはチェックアウトして山を駆け降りる。
尾道を走るこの黄色いレトロな電車、前日からずっと狙っていても思うような一枚が撮れずにいたけどようやく納得のいく1枚が撮れた。
法則的に2本に1本がこのレトロな列車ということがわかった。
個人的に歩道橋の上から撮るのがおすすめ。
何となく立ち寄った（可愛い女の子がいたから釣られたとは言えない）パン屋さんでおすすめらしいカレーパンを食べたのだけど、これがもう絶品でとんでもない美味しさだった。
この26年の人生で食べた中で1番美味しいカレーパンは間違いなくここの牛すじ入りのカレーパンだ。
尾道行く人には尾道ラーメン以上に勧めたい絶品カレーパン。
多分他のパンも美味しいんだろうなと思う。
そして朝日を逃すのは勿体無い！とモーニングの時間すら惜しんできたのに結局喫茶店に来てモーニングをしてしまう。
お腹の緩い僕は旅先では朝の食後に正露丸を飲んでおくのだけど、店主のおばあちゃんに『何の病気？！』と大病を患った青年に間違えられたみたい。申し訳ない、ただの正露丸でございます。
尾道本通り商店街で一番古い喫茶店らしく、1日モーニングをやっている。
店主のおばあちゃんが優しい。
味も素晴らしいです。
尾道の街の朝支度が始まる。
世間話をする尾道の地元民の方々。
朝イチで配達する郵便局のお兄さんを坂道の上からスナップ。
また坂道を登っている。
ゲストハウス兼喫茶店の『みはらし亭』のスナップ。
みはらし亭もお勧めされていたので来てみました。開店時間よりも少し早めにオープンしていたみたい。
コーヒーもいいなと思いつつ、さっきも飲んだしと思って朝からハイボールにした。美味しい。
この2日間で尾道でどこでもめちゃくちゃデュワーズが推されていたので。
落ち着いた空間で尾道の景色を眺めながらのんびりできます。
尾道の街をこの2日間でたくさん巡って満喫できたのでそろそろ帰ろうかなと思いながら最後に街中をスナップ。
最後にまた尾道ラーメンを食べる。
尾道ラーメンってどこも中華そばベースっぽいのはわかったけど、どこも味が違って標準がわからなかったけど美味しかったからヨシ。
ちなみに食後に寄った『おやつとやまねこ』のプリンは絶品なのでみなさんぜひ食べてみて欲しい。
尾道駅から福山駅に行き、新幹線で新大阪へ。
新幹線は何とか指定席が取れたってくらいにこんでいた。
本当に前日の思いつきで急遽決めた一人旅だったけど、充実して楽しかった。
こういう旅はこれからも行きたいなあと思いました。
【使用機材】
Leica M10
Leica Summilux 50mm F1.4 ASPH.（寄れないやつ）
RICOH GR III
Apple iPhone 16 Pro