いちご煮デビュー
約10年、東北・宮城で暮らす中で、仙台の駅や空港のお土産屋さんでいつも気になっていた存在
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いちご煮
八戸市や階上町などの太平洋沿岸に伝わる郷土料理で、ウニとアワビの吸い物という高級食材ばかりを使った贅沢な料理。その昔、漁師らが潜って捕ったウニやアワビを浜で豪快に煮たのがはじまりという。大正時代に料亭の料理として、お椀に美しく盛り付けて供されるようになった。「いちご煮」の名前は、椀に盛り付けたとき、アワビなどのエキスによって乳白色に濁った汁に浮かぶ黄金色のウニがまるで、朝露にかすむ野いちごのように見えたことから付けられた。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ichigoni_aomori.html
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そもそもそのネーミング。
「え、いちご🍓煮るの?」から当然始まり
いやいや白濁したお汁の中に浮かぶウニがいちごのように見えてね、なんて説明を読み
「え、うに煮ちゃうの?」と驚きに加えて、そうそうアワビも入ってるんだよ、説明を読み進め
その贅沢な組み合わせに、常に気持ちは惹きつけられていたのですが、なんせ宮城ではなく青森・八戸を中心とした郷土食だったので、手を伸ばす機会を見失っていました。
が、宮城、東北に足を運ぶ頻度も減り、「お土産何が良い?」と聞いたら「いちご煮ってやつが気になる」と初めて言われたので、これはついに手を伸ばす機会では、と🤔
そして、買って来ました「いちご煮」。
ずっと気になっていた「缶詰🥫」タイプはどうやらパウチのレトルトタイプに進化?し、どこかそのラベルから漂う昭和の空気を減退薄めてしまっている気がして(缶詰バージョン買ったことないのに)一抹の寂しさを感じつつも、いざ湯煎。
そして、お椀に移し、説明書きのおすすめの通りネギと大葉を散らして、まずは一口。
これは…
お、おいしい。
想像通りといえば想像通りなのですが
素材と塩だけですよー的なやさしいおいしさが、ふわっとカラダとココロを包んでくれるような。
そのまま飲み進めるも、炊き込みご飯もおすすめです、という説明書きが気になり
とはいえ、すでにご飯は炊いちゃってたし、ブリ刺しもつまんでいたので、
出汁茶漬け風に、白米に薬味とブリとそして「いちご煮」を少しかけて。
そりゃ、美味いさ。
今度は、つくってみたいなぁ。
ごちそうさまでした☺️