まちの広場がつくった景色から受け取ったバトン
我がまちの、私にとってのリビングのような存在。
(は、正直幾つかあるのですが、そのうちの一つ)とよしばが2023年3月末、3年7カ月の実証実験期間を走り切りピリオドを打った。
最後のひと月には、とよしばという場所を慕う人たち、とよしばを運営してきたこいけやクリエイトとゾープランニングのみなさんを慕う人たちが次から次へと足を運び、イベントをしたり、この場所でこの人たちと過ごす日常を最後まで楽しむぞ!という風景が連日広がっていた。
その中には、3年7カ月という期間の中で、紡がれた縁やきっかけを元に出会った人たちはもちろん、それ以前から「(自動車産業で)働くために住むまち豊田」での暮らしの中に、「あそび」や「たのしみ」を生み出したり、誰かがアクションを生み出すきっかけをこいけやクリエイト、ゾープランニングの皆さんがつくってきた中で、何かを共にした人たちの姿も多々あったように感じる。
参考に、「豊田市駅東口まちなか広場(とよしば)」の事業者選定の際に、2社がつくった応募資料がコチラ。
私が、過去についついnoteに記してしまったイベントや出会いのあれこれが詰まっている。
そんなわけで、とよしばの3年7カ月の長いようであっという間の実験期間は終えてしまった訳だけど、そこに集う人たちの姿、笑顔を見て、ここで私も得たものを次につなげたい欲に駆られてしまった。
まちのために、というのは大仰で、ただ自分のくらしを自分の手でつくれるという実感があったり、それをサポートしてくれる人たちがこのまちにいるんだ、というのを自分ももっと実感したいし、周りにももっと伝えたい。
ほしい暮らしは誰かに頼むのでなく、自分でつくれるというのを教えてくれた人たちの背中をこの広場で見てきたから。
下に載せている「豊田経済新聞」さんの記事からも、そんな風景や可能性が感じられるのでは、と。
ここでの出会いを経て、どんな景色がまたこのまちに生まれるかはわからないけれど、何か未来を楽しみに思ってしまうような景色を見たい、というかいろいろな人に届けたい景色を一緒に生み出すためのキャスト、仲間は十分にこの街にいるような気がしている。
景色をつくる人、それを支える人、見て触れて楽しむ人。
どんな立場でも良い。ただ、このまちに生まれる景色を一緒に楽しむ人を改めて増やしていきたいと強く思った2023年3月のこと。
いろいろな試みがある中で、失敗もあれば続けられなかったことも多々あるのだと思う。それでも、あれやこれやが一発で終わった、と言われたくない豊田のまちのこと。
これまでのことも、これから生まれることも、一度は生まれた風景をそのプロセスと一緒にアーカイブしながら、未来へとつなげていくようなことができたらいいな、と3年半前のとよしばスタートに思いを馳せ、さらにその2年前のまちの風景に思いを馳せながら思う新年度の備忘録でした。
すきだな、豊田。