うちのまちの祭り、橋の下世界音楽祭2018
毎年5月…ですが、今年2018年は6月に開催された橋の下音楽祭。
これをきっかけに豊田に初めて来る人もいる、でも一方で意外と豊田の人が知らない、というイベント。
どんな思いで、どんな人がやっているのか、それはきちんとまとまった記事がすでに色々とあるので見て頂くとして…
「わ!この祭りのあるまちの人で良かった!」「豊田いいじゃん?」って思った主催の永山さんのMCのコメント。
長いのですが、せっかく文字におこしてしまったので豊田の人には、いやみんな読んで、みんな自分の故郷なのか、自分の仕事・暮らしがあるまちがさらに好きなまちになったら良いな、って思うのです。
だって、お祭りのあるハレの日も、いつものケの日も、一人一人が毎日、生き生きと、ただ自分の営みをすれば、きっともっとたのしいまちになる、そんな良い時間をわがまち豊田で過ごした金曜の夜と日曜を、勝手ながらそれをおすそわけしたいのです。
【橋の下世界音楽祭2018 ラストステージ 亀島楽隊の愛樹(よしき)さんMCより一部、かのう"勝手に"文字化&まとめ】
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(この前に、ソーラーでひとりがまとめて発電してそれを使うとか、いやでもソーラーが正解で原発が不正解かっていうときっと一概には言えなくて、いろいろな意見、役割がそれぞれにあるよねって話がありました。)
何が良いとか悪いとかじゃなくて。今俺たちに必要なのはそんなことじゃないことですよ。
いろんな気持ち、みんなそれぞれ役割があるから。文句言うだけじゃだめですよ。文句言うんだったらやってみろって話ですよ。
俺たちは7年間ここでお祭りをつくりました。それは色々な人が協力して、おまわりさんも市役所も。敵をつくったってしょうがないんです。もともとは俺たちみんな人間なんですから。そういうの差別も区別もないんですよ。そんなことじゃなくて、俺らはもっとつきぬけていきましょう。
別に俺たちがステージに立ってるから 偉いわけでもないんです。たまたま役目で俺たちがやっている。みなさんもやりましょう。
だから、そんな風になったら革命なんていらないんですよ。一人一人がそういう気持ちで毎日、生き生きと、ただ自分の営みをすればよいと思います。それだけでいいと思います。革命なんていらないと思います。だから、祭りをやるんだと思います。
明るい未来をつくりましょうよ。だって、ここにあるものって俺たちが絵に浮かんだものなんですよ。難しいことは分からないですけど、「こういう櫓つくりたいんだ」とか、「こういうの作りたいんだ」、「俺はお前とこういう関係になりたいんだ」、「良い感じになりたいんだ」って、それで出来上がっていったのがこの(橋の下の)世界でしょ。みんな、だから自分のイメージを信じていいもんをやっていくしかないんですよ、結局。
悪いものにひっぱられて、とらわれて、うろうろしたってダメなんですよ。東ティモールの古老が言ってましたよ「命を奪われることよりも、魂が迷子になることの方がよっぽど恐ろしい」って。僕もそう思います。
これは、政治の話でも、宗教の話でもないんでです。俺が今、話していることは、自分が42年間いろんな人から聞いてきた話を代弁しているだけなんです。俺の中はからっぽです。俺らは役割でいろんな人にもらった話を代弁してるだけです。からっぽでいましょうよ、みなさん。
まちはコンクリートジャングルみたいな感じですけど、それをつくることもすごいことなんですよね。でも、ここには、街から歩いて15分とかで川があって、太陽があって、土の上があって。それだけは死守したい。
この橋の下に流れる矢作川は豊田の動脈なんですけど。ずっと守ってくれる人がいっぱいいて。矢作川感謝祭っていうのを開催したり、矢作川の営みをずっと守ってくれる人たちがいて、来年は一緒にやろうって、いかだまつりやろうって言ってくれて。来年はいかだまつりやるかもしれないし、形は変わっても祭はつづけていきたいと思います。
そんなことも含めて、この川と、自分たちの流れる川を清流に戻していくような作業をしていきます。まだまだ分からないことだらけですけど、これから勉強していきますんで。