奪われた僕たち（整理用）

◎けいちゃん（まっきー）の生い立ち
ピアノ大好き少年。
中学生のとき、母親と田舎（曽田村）へ引っ越してきた。初めは母親が水曜日の地域の集まりを断ったことから地域の反感を買ったことで、次いでけいちゃんのピアノがうるさいなどの因縁をつけられる。
学校でもいじめを受け、帰宅した際、家には強盗が入った形跡があり、中でもピアノは完膚なきまでに破壊されていた。
けいちゃんは常に劇薬を所持しており、相手を殺すため、そして自身が死ぬために持っていた。
ある日母親に薬品のことがバレ、母親はそのことから精神崩壊。
その後、町内会で地域興隆のための特産品ジュース、すなわち例のトマトジュースを作る母親。母親はけいちゃんが持っていた薬品をトマトジュースに混入させた。
ジュース製作時、堺ちゃんの母親がけいちゃんの母親に接触するシーンもあるが、けいちゃんの母親は意に介さず、そのまま地域住民共に殺害する。
そして自身もジュースを飲み干し、血を吹き出して死亡する。
けいちゃんはその後現場で呆然としており、その時に幼い堺ちゃんと空間を共にしている。けいちゃんは堺ちゃんを既に認識しているようである。
◎大学進学後のけいちゃん
竹下くん（同級生）との出会い
竹下くんはけいちゃんが人を殺すのを背後から見ていたという負目がある。
薬品製作などに携わり、けいちゃんの手伝いをする。最後はけいちゃんの自殺を止め、逆上される形で、自身が制作した薬を以て殺されてしまう。
罪状は人殺しの傍観者である。
堺ちゃんが製作したビデオのディスクをけいちゃんに渡す。（まじでこれさえなければ…）
◎殺人ソロ活動期間
◎会いたかったよ堺ちゃん
堺ちゃんに指を送りつけ、誘い出す。
殺人の記録をビデオに撮らせ、堺ちゃんの作品作りに貢献しようとする姿も。
ただ、けいちゃんは全てを知っているのだが。
終盤、世に蔓延るあらゆる殺人の関連者を殺害しようと、毒ガス事件を彷彿とさせる作戦を計画する。堺ちゃんは強く反発し、けいちゃんのビデオをネットに公開。
やや満足そうな不満足（物足りなさそう）な。
◎襲撃、終劇。
曽田村のかつての家に堺ちゃんを呼びつける。
そこでこれまでのことをすべて語り、けいちゃんはそこでかつての記憶を思い出す。
けいちゃんは堺ちゃんを焚きつけ、そして堺ちゃんを殺害する。
最後は気力を振り絞った堺ちゃんにドライバー、キリのようなもので刺し殺される。
［けいちゃんの思想］
殺人犯とは、トドメを刺したやつのみを指すのではない。
殺人に至らしめた者すべてが殺人犯である。
だから自身も殺人犯、そして堺ちゃんも…
自分が殺人犯であることを穢らわしく思っている反面、殺人に対するプライドも持っているという自己矛盾がある。
殺人が許せない、だから殺人を犯す、といえる状態。
罪が平等…に固執する。だから堺ちゃんのことも元から殺すつもりだったのだろう…か…。
そして自身も…。
◎考察と事実　最終話
けいちゃんは何がしたかったの
→罪を平等に償う世の中にする・人殺しは許されないが正義のためなら辞さない… 人殺しを執拗に追い詰め、自らの手で…。
だから堺ちゃんも、自身も死ぬことは計画の範疇であったかと。
曽田村に呼びつけたのは堺ちゃん殺害のためとみられる。真実話して殺す気でいたんやろな…。
ネットに晒された時点で割と計画も一応達成できてたわけだし。
死刑は初めから覚悟してたし。
堺ちゃん右往左往したけど
→そもそも一般人にはキャラの足りない仕事。
公開したところで自分は賞以前に塀の中だろう、とは察していたはず。けいちゃんに対してはひたすらの恐れから興味、同情…そしてそれが裏切られ、最悪の形で明かされるけいちゃんの真実。
自分の両親の温かい記憶を大切にしているからこそ、殺されたこともけいちゃんの単なる［作業］［正義］のためであったことを突きつけられ、けいちゃんには、最期は怨みで返上する。
自分が無知であったことへの後悔や、このまま死んでたまるかという敵討ちの気持ちもあったことだろう。『それでいい、それで』には、逃げるなという怒りもあっただろうし、けいちゃんに利用れたというか、大好きな家族がお前のせいで死んだんだと、結局は、けいちゃんのことを、自分の家族を殺害した人殺しだと認識してしまっている。無理もないけど。
けいちゃんはなんだかんだ逃げ切れたわけだし。
◎で、だ。
　このドラマ何がしたかったんだ
・現社について…ネット、一般人の投稿で夥しい数の映像が共有される。あえてのディレクターの存在の意義が薄れている、そこまでいかずとも、よく言う人々はネットに上げるための事件ばかりを見ていて、人殺しが蔓延り続けているということを表現している説
・人殺しは是が非か…けいちゃん　正義のためなら是。自分なら、自分は特別だから殺していい…独善的
…堺ちゃん　人殺しには同情の余地なし
　しかし堺ちゃんも人を殺す。
…全体的には是も非もない。常識としては非。しかしそうともいえない人もいる。
ここでけいちゃんが逃げたのが結論を妨げさせた。追記はまた追々…！