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息子は「正義感が強すぎる」わけじゃなかった。
こんにちは。
コミュニケーション専門家/MIKUです。
ようやく秋の入り口が見えてきましたね。
秋の何が一番嬉しいって、湿度が下がって髪のチリチリがなくなること。
大好きな美容師さんに「癖毛は神からもらったパーマ」と言ってもらいましたが、やはり夏場は辛かった(涙)
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今日は、NVCについて
ちょっぴり詳しくなれる記事
【一瞬で子供への見方が変わる方法】
私の息子は、ルールに厳しいです。
横断歩道のないところは絶対渡らない。
例え何百メートル先でも必ず横断歩道まで行って、そこから戻ってきます。
ちょっとくらい…とか、今日は特別に…は息子の教科書にありません。
それゆえに、昔も今も友達に「めんどくさいやつ」と言われることがあります。
「ああいうの、許せない」
一番印象的だったのが、中学の卒業遠足。
当日、生徒たちは遊園地に現地集合でした。
もちろん学校行事なのでスマホは禁止でしたが…
こっそり持ってきている子がクラスの半数近くいたようです。
それを見た息子は、腹を立てながら帰ってきました。
「持ってきてない子もちゃんといるのに、バレなきゃいいと思ってるのが許せない!先生気付いてないから、明日言おうと思う!」
開口一番、こんなセリフ。
ですが…息子がリークすれば、いじめにあう可能性も。
親としてはちょっと怖い。
そんな息子を、きっと昔の私だったらこう思ってました。
「正義感が強すぎる」
「融通が効かない」
「頑固」
そうやって、息子を「評価」していました。
さあ、親としてどうする?ワタシ。
まず、NVCでは「評価」をしないようにします。
だからNVCを学んだ私は、今回はこう捉えることができました。
息子は
「平等さ」
「秩序」
を大事にしたいだけなんだ、と。
ルールがある以上、平等であってほしい。
それが全員の安心安全にも繋がる、と息子は考えているわけです。
だから、「先生に言う!」と息巻く息子に私はまずこう言いました。
「そっか、フェアであってほしいよね」
すると息子が
「そうなんだよ!守ってる人もいるのに、フェアじゃないよね!」と。
不思議なもので。
たったそのやり取りだけで、息子の怒りはシュッと落ち着きました。
とはいえ、スマホを持ってきた子たちが「悪い」という訳ではありません。
だって、その子たちは
「楽しさ」
「気軽さ」
「コミュニケーション」
を大事にしたくて持ってきただけなのですから。
そこで私はさらに、息子に
「先生に、生徒同士でルールを話し合える時間を作って欲しかった?」
と聞きました。
すると息子は
「そうだね、一方的にダメとかじゃなくて、事前にスマホがダメな理由や、みんなでどうしたらいいか話し合いたかった」と。
そして最後に、
「先生に話すの、一旦考えてみる。告げ口したいんじゃなくて先生に提案したかった。だって、俺だって本当は持っていきたかったもん。」と。
息子だって、持って行きたかった。
そんな本音も、あったんです。
どうでしょうか?
あなたももしかしたら、お子さんの言動を見て
「評価」や「決めつけ」を
することはありませんか?
例えば、
「この子は繊細さんだ」
「ゲームとか、好きなことしかやろうとしない」
「この子は言ったら聞かないから」
一見そう思えることも、全てお子さんにはただただ「大事にしたいこと」があるだけだと思います。
「繊細さん」じゃなくて、
「平和」
「心地よさ」
を大事にしたいだけかも。
「好きなことしかやろうとしない」じゃなくて、
「楽しさ」
「目的」
を大事にしたいだけかも。
「言ったら聞かない」じゃなくて、
「自分で選ぶこと」
「意味」
「自己表現」
を大事にしたいだけかも。
お母さんが目に見えることへの評価をやめて
「内面に何があるか?」に想いを馳せた時、
子供に対する見方がまるで違ってくることに気づくはず。
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まとめると…
評価をしてると、心の中で起きてる大事なことを見失ってしまう。
私たち人が本当に寄り添って欲しいのは、
「自分が何を大事にしたいと思っているか」
という本質的な部分なんです。
<不登校のお子さんの将来が不安なお母さんへ>
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