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あの日の事

もうすぐ来るあの日。
私はあの日,太平洋側の海に近い職場で仕事をしていた。
たまたま,その日残業で年下の先輩と2人で残業をして家に帰った。
母が玄関先で,
「何度も電話したのに,どこにいたの!」
とすごく怒っている。
何も約束してなかったし,誰にも何も聞いてなかったので,どうしたことかと部屋に入ってテレビを見たら,
津波の警報が出ていた。
えっ?どういうことなの?とニュースを見ていて,大きな地震が東日本であったことを知った。

残業していた場所は,物置みたいな部屋で情報は入ってこず,部署の上司達はなぜか,定時の4時半で帰ってしまっていた。
でも,地震は2時台だから知っているのに帰っていった事になる。
その時勤めていた会社は,河口のすぐ近くで,工場にはすぐ川に繋がる排水路が掘られていた。
もし,私の勤めていた場所にも津波が来ていたら確実に巻き込まれていた。
だから,毎日ニュース映像を見ながら,自分もそこにいたかもしれないと思ったし,今でも思う。

昨年,高校の時の親友を亡くした。理由もわからず,ただ急逝しましたと,彼女の家族からメールをもらった。
1カ月前に連絡もらったばかりだったから,信じられなくて,涙が勝手に出て眠れず,食事もしばらく取れなかった。コロナ禍で遠方な為,お葬式にも行けず,友達みんなでろうそくと御線香を送らせてもらった。

お互いに,SNSなどしていなくて,のんびりゆっくりハガキや手紙で交流していた。
もっと早くnoteを始めていれば,何か伝えられたかも。
コメント欄で,話せたかもしれないと今でも悔やむ。

彼女が亡くなった事と,あの日の事は,悔いのないように生きろ、という意味だと思っている。
勇気を出して,noteを始めたのもその一つ。


いつ起きても不思議ではない大地震の起きる可能性のある土地で暮らしているので,
ペット2匹と難病の夫,高齢者の義父母,施設にいる母がいるので,水と食べる物,火をつける物,雨ガッパ等は用意してあるが,片付けと模様替え中で足りない物だらけ。
もう一度見直して,きちんと防災に備えよう。
あの日見た,ニュースの赤く光る警報を忘れないで,出来ることは今しておこう。
そう思う。

たくさんの亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げます。
被害に遭われた方の心の回復と,生活が早く良くなりますように心より願っております。

              旅するかえるこ

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旅するかえるこ
最後まで,記事を読んで頂きありがとうございました😊また,もし良かったら,遊びに来てくださいね!