☯️ 極。
ダイナミックな人生を歩みたいのなら、極に振れることを恐れずに大胆にこの世界のあり様を楽しんだ方が良い。
大きな音は遠くまで伝わる。
電波も周波数が高いほど伝送できる情報量は大きくなる。
私たちが雌雄に分かれて存在するのも生命の極の現れだ。
あれは私がまだひよっこの探求者だった頃、私は己の中性化を試みていた。
性を己一人で完結できることが、霊的な完成であると愚かにも思い込んでいたからだ。
しかしそれは単に物質界で生きる醍醐味をドブに捨て、世界を褪せたものへと朽ちさせていく結果にしかならなかった。
私はその結果に落胆し、己の浅はかさに打ちひしがれ、恥に似た思いを抱えながら、ただただこの宇宙の完璧なる美の前でサレンダーするしかなかった。
そうやって自らの無力さを心から受け入れた時、
・・・私は出会ったのだった。
「女」の自分に。
それは確かに私自身であり、そしてこの宇宙の聖なる一部であった。
その真実に降伏し、全てを受け入れた時、私の世界は色鮮やかさを取り戻し、全身の細胞は喜びざわめき、そして命はまた再び輝き始めたのだった。
私は女という極からこの世界を愛でる。
それは私が女として生まれてきた意味だから。
己の性にサレンダーしそれを受けれたなら、世界には色彩が戻って来るだろう。
これがこの世界の秘密だ。
全てを受け入れて、大胆に君の世界を創造したまえ。
光と闇を放って
聖と俗を享受して
貞節と欲望を味わいながら
包み隠して赤裸々に
君のあるがままの光輝を顕したまえ。
「自らの内に全ては在る」と言うのはそう言うことだ。
在るものを透明化し、鎮め、沈黙の中で無であるかのように過ごすのも、
在るものを全開に、大胆に咲き誇り、何重にも花弁を開き続けるのも、
それは等しく宇宙の営みの形なのだ。
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