心の病について
あたしは20年以上も通院して投薬治療をしている。鬱や不眠症に悩まされている。思い出したくない過去はまだ心の中に隠している。
世の中にはあたしのように、心の病に悩まされている人が多くいるだろう。誰にも相談できず、自傷行為をしてしまう人もいるのだろう。あたしも一時アムカがやめられずに救急で縫ったり、入院した事もあった。それは落ち着いて傷も治り随分経った。落ち着いたと思っていた矢先に、そのアムカの傷跡の上から熱いアイロンをあててしまった。現在治療中だが、そんな行為をしてしまった自分にショックを受けた。
幸い自分には信頼できるドクターに出会えた。カウンセリングも勧められ、試してみたが自分には合わなかった。話して楽になるタイプではないようだ。
ほんとに辛いのは、世の差別だ。精神障害というだけで偏見のまなざしで見られる。まともな職にもつけない。だからあたしはクローズで働いている。仕事も大好きなバイクもドクターストップがかかっている。だが、自分が働かなければ生活が成り立たないのだ。
これを読んだ健常者の方、どうか偏見を持たないで欲しい。あたし達には、ほんの少し助けが必要なのだ。
そしてこれを読んだ精神障害の皆、どうか一人で抱えこまないで欲しい。ドクターでも良い、カウンセラーさんでも良い、例えば命の電話でも良い。自分の心が軽くなる方法を探して欲しい。
どうか自分の身体には傷つけないで欲しい。あたしはやけどの跡が心から痛い。もう半袖を着られる身体ではない。自分のした事だし、その時はその方法しか無かったのだから悔いてはいない。
世の中、不平等だ。