またまたまた中華ワイヤレスヘッドフォンを買った。
Amazonで中華系ガジェットのスタメンと言えばAnker・AUKEY・QCY・SoundPEATSそしてTaoTronicsだ。この手のBluetoothイヤフォンは今まで沢山買ってきた。安物買いの・・・な時代もあったんだけれど、ここ数年普通に使えている機種もあり、近年Bluetoothが5時代に入った辺りから、安い=低品質とは言えないモデルが沢山出ている。10000円以下とは言わず、5000円クラスでも用途を絞れば全く不便ないと言える。逆に1万円クラスでも高級機に匹敵するモデルもある。
今回買ったモデルはTaoTronicsのSoundLiberty 92(TT-BH092)だ。説明不要の佇まい。家でのながら聴きや、運転中のBluetoothヘッドセットとして、外部音を取り込みつつPodcastなど音声コンテンツをメインに楽しむには十分なモデルである。テレワークで集中したい時のBGM用としても◎。
例の本家の白いワイヤレスイヤフォン(今では旧モデル)にそっくりさんなのですが、アンテナ部分の厚みは本家を超えているかもしれない(自慢できない)。
大体安いモデルは少しばかりか音質以外の不満点があるが、付け外しの多いシーンでの評価でも至って不便なく使える。iPhoneに付属している有線ヘッドフォンそっくりなドライバー部分は、サイズ的に人を選びますが、つけ心地は自分には合っていた。
昨今のカナル型タイプではなく、この開放型インナーイヤータイプなのがこの機種をあえて選ぶポイントで、カナル型だと耳の穴が密閉されているので音漏れが無い分、音質は良くなるのだが、長時間使うには耳が聴き疲れてくる。
Bluetoothヘッドフォンでも左右が有線の首掛けだとタッチノイズが酷い。そして気温が熱いと尚更不快感が増す。
そして何よりインナーイヤー外部の遮音性は高い分、聴く環境を選ばないと危険だったりする。勿論両耳使用で運転などは危険だ。また、家で家事をしながら動画を効いていたりするにも、子供からの会話や見守りしながらではいささか不便なシーンが多い。ワイヤードなら尚更だ。
最近はYouTubeMusicで音楽を聞くことが多いが、流行の打ち込み系音楽はiPhoneの標準ヘッドフォンを基準に考えていると言われるぐらいで、音の解像度を高くしている事も少ない。
データ量というよりそもそものジャンルの問題である。生演奏やクラシックなどは勿論高級な機種の役目がある。また電車通勤などノイズキャンセリングが必要なシーンには不向きである。
YouTuberの動画でスマホの画面から聴いているぐらいの音質なら、絶対中華系イヤホンでもある程度有名メーカーならきちんと聞ける。メーカーにより低音を厚くして好みにするところもあるが、このSoundLiberty 92は特段の癖もなく、テレワークでの用途でも使える。
但しマルチペアリングは苦手である。自分はiPhoneとAndroid両方使っているのだけれど、切り替えるには一旦ケースに仕舞い、あらかじめ記憶させたペアリング先を指定してあげないといけない。以後はケースから取り出すだけで以前のペアリング先に再ペアリングされる。
過去に買った中華完全ワイヤレスヘッドフォンは左右のペアリングが遅かった。その前に買ったモデルは電源長押しがいつも面倒だった。また小さいゆえに何度も落として割ったり水没させたが、マルチペアリングさえ目を瞑る事ができるなら、ケースから取り出すだけの電源オン、ケースに入れるだけでオフ、片方だけペアリング(安すぎると片耳は右だけという縛りもあり)などがスムーズに出来る。
そして内蔵している間は勝手に充電(ケースは無線充電なし)と、本家の旧モデルさながらの便利さを享受できる。本家の3分の1以下の値段で買えるのだ。もう偽うどん買うなら断然こっちをおすすめする。これもBluetoothのチップの進化と中華ガジェットの進化の速さの証でもある。
販売ページの説明文や説明画像がいい加減なくらいBluetooth5.0か5.2かなどの記載に荒があるスピードで出荷してくる。新しいものは日々進歩するスピード感に合わせて競争しながら売っているのか、サポートなどは後回しだが、上記メーカーは幾分しっかりしている。深センで生き残るということは凄い事らしい。
薄利多売ビジネスでAmazon上でもOEM品?!がゴロついているが、最初に挙げたメーカーなら特段失敗は少ないと経験上言える。個人情報が気になるが、メーカー独自の延長保証や割引の案内もあるが、そこは個人の判断に委ねる。
まとめると5000円以下、長時間使っていても聴き疲れしない、左右のペアリングがスムーズ。但しマルチペアリングが苦手。ケースの出し入れだけで充電できて、ケース自体にもバッテリー内蔵されている。また取り回しの良い15cmぐらいのUSB-Cケーブルが付いてくる。
これでいて音質はスカスカなんてことはなく、あえて今頃アンテナ伸びてるデザインを選んだのは何より落としづらいのと耳に入れた後定位を決めやすい。(どのヘッドフォンもここが音質にとても影響する)
そして左右のペアリングの速さなど物理的にアンテナなどが大きいと、何かと接続不具合が少ないのだ。ラジオや運転中の電話の待ち受け、子供の見守りなど、外部に注意を払いつつ片耳で使用するシーンが多い人にはおすすめできるモデルなので、纏めた次第です。
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