本の相談辞典・⑦
~できる?できない?~編
23歳男性営業マンが、今回の訪問者です!
営業マンからの質問は、
最近、この仕事「できる?できない?」の問いかけが多すぎて、返答に困っている。できると言って失敗したら自分のせいだし、できなかったら自分の評価が下がるし、やるべきかやらないべきか悩んでいる。仕事なので取り組んで身につけたいけど不安しかない。
そして提案。
まず、仕事内容よりも「できるできない」の捉え方をみつめてみましょう。
「できる」という言葉は、実は曖昧な表現でひとりひとり「できるの意味」が違います。
よく聞きませんか?「そんなこともできないのかよ」と言うフレーズを!
実はこのフレーズで「2つの問題点」があるのに気がついてる人は少ないんです。
・これぐらいできるだろうと思って、自分の「できる」を押しつけて仕事を任せる人。
・それは知っているから自分は「できる」と勘違いして任される人。
この二人が交わった時に問題が起きやすいのです。
「できるの意味」は、
「知っている=できる」ではない、ということです。
今、人気のラグビーで例えてみましょう。
高校大学でラグビーをやっていた先輩から、週末試合があるんだけど、欠員が出て困ってるんだけどお前できる?
「できますよ!ルール知ってるんで………!」って、やる人ほとんどいないですよね。
つまり、経験が重要ということです。
「知っている+経験=できる」ようになる、ということです。
「できる」ために経験をつまなければ成長しません。失敗を恐れてもいけません。
「できるの?できないの?」と言われたら、自分は「やりたいの?やりたくないの?」に変換して下さい。更に「経験したいの?経験したくないの?」と問いかけて下さい。
ここで必ず悪魔のささやき…「失敗したらどうしよう?評価下がったらどうしよう?できなかったらどうしよう?」などが入ります。
では、「経験の鍵」をプレゼントします。
「コミュニケーション」です!
何事にも「結果を出す」ためには準備がとても重要です。仕事内容の重要度を意識するのではなく、相手は自分に何を求めているのかを感じて質問や確認をしていくことが重要です。
「相手は自分にどうして欲しいのか」を知るために!
結果を出すために協力するのであれば情報共有は必要です。更に、目的共有も必要です。ゴール設定を確認するために自分から情報発信しなければ相手の「できる」に近づかないんです。
例えば、先輩から「プレゼンするのに関連資料集めてまとめといたから、わかりやすくパワーポイントにしといて」と言われて、「わかりました」と受けます。
ゴール設定はどこにしましたか?
プレゼン資料のパワーポイント作成がゴール設定ではないんです。先輩は自分の頭の中にあるプレゼンの結果がゴール設定です。お願いされた側は、当然、関連資料作成の方に目がいきがちです。プレゼンの情報がないんですから。これがゴール設定の違いで「できない」の意識をうみだすのです。
思い出して下さい。先輩方にお願いされて真剣にその内容を確認・質問しましたか?相手の要求が本当に理解できましたか?
「相手のできる」と「自分のできる」の差を近づける準備をたくさん経験して下さい。
これができる人は、相手の内容を瞬時に理解して聞かなくても行動します。そして、重要な時は必ず何度も確認しています。今までの経験の引き出しがいっぱいあるんですから!経験というオリジナル技術を磨くことで、失敗・評価・不安などのネガティブな意識が自信に変わっていきます。
経験の鍵は、コミュニケーション!
一度、試してみると面白いですよ!
継続は力なり!
みことおじちゃんの思い!
できるとは、「知識+経験=出来る」ようになるという隠れたキーワードだと思います。
はじめに曖昧な表現といった「できる」は本当に自由な捉え方ができ、好きな言葉です。
だって、「知識と経験」があってもできないことはたくさんありますから。
また、「できる」と「出来る」の違いも現在模索中です。色々な本を読んでいると、どちらの「できる・出来る」に出会えるか楽しく待っている状況です。
一人でいいんです。このできるについて理解して頂き、社会に出てからの「できる」ことの楽しさを経験して頂けたら嬉しいと願っています。
本の楽しさが伝わりますように!
みことおじちゃん
読んで頂きまして本当にありがとうございます!
~できる?できない?~編は、いかがだったでしょうか?
「本の相談辞典⑧」は、近日公開予定です!
*どうでもいい番外編シリ~ズ!!
「みことおじちゃんはどんな人?」
生まれ→東京!育ち→大阪!現在→東京!
少しでも本にまつわる相談に対応できるように、素敵な本を読んで情報発信したいと思っております!よろしければ、応援よろしくお願い致します!