そうだ!本好きの「みことおじちゃん」に聞いてみよう!② ~ 高校生に図書室を利用させる?には ~編
皆さま、こんにちは。
私は40代後半のみことおじちゃん!
本を読むことが大好きで、本屋を見つけるとついつい寄ってしまう。
嫁の目を盗み…つい買ってしまう。
買ってしまうというよりも、素敵な本に出会ってしまう。だから買って読んでしまう。 そして…
買った後の嫁の一言…「ほどほどに!」
さて、私が「本が好き」と知っているまわりの人達は、困ったとき、本にまつわる疑問をいろいろ聞きにきてくれる!
そうだ!本好きの「みことおじちゃん」に聞いてみよう!………が、合言葉!
そのエピソードを、いろいろご紹介していきます。
~高校生に図書室を利用させる?には~編
18歳男子がいる同い年のパパが、今回の訪問者です!
パパからの質問は、
息子の卒業論文のテーマが「後輩に図書室を利用させるには」で、どうしたらいいの?
んっ…んっ…?
卒業論文…?
利用させる…?
みことおじちゃんは思った。
疑問点A
高校に卒業論文ある?
本当の主旨は?
疑問点B
息子さんは、どういう考えがあるの?
疑問点C
図書室を利用させる?
図書室の意味を理解してる?
疑問点Aをパパに聞いてみた!
卒業論文は、ない!
卒業論文というより、「学校の図書室を後輩にいかに利用してもらえるか」をテーマにした最後の宿題だった!
疑問点Bをパパに聞いてみた!
息子は学生が読みたい本を置いてもいいのでは?雑誌やマンガとかでもいいと思う。
それは・・正解⭕️
疑問点Cをパパに聞いてみた!
学生が一年間で図書室を利用する回数が年々減っているらしい!実際息子も利用したのは2~3回らしい!なぜ学生は図書室に来ないのか、どうしたら図書室に足を運んでくれるのか、何かいいアイデアを卒業前の生徒に聞いて、後輩の利用回数を増やしたいらしい!
その意欲は・・正解⭕️
そして提案。
息子さんにまず、「図書室は図書館ではない!」ということをまず意識してもらってください。
地域の図書館は、住民の皆様が利用するところでマナーやルールの上で使用します。
しかし、学校の図書室は学校の中の「ひとつの部屋」です。利用するのは生徒です。ルールは学校が決めれるということです。
ということは…「図書館と図書室は別物」ということです。
図書室が図書館みたいなことをするので、生徒が入りにくく行きにくいのです。
図書室は「静かに本を読む場所」という概念を取り払ってください。学生さんはよくコーヒーチェーン店やファミレスなどで勉強したり本を読んだりしてますよね。「音」を気にするのではなく「環境」を気にしているのです。
そうすると図書室は、コミュニケーションの場に変化できます。
学校は、勉強するところです。
そう考えると・・・
図書室は社会勉強する場所にルールづけすることもできます。
「社会勉強」って……?
では、社会勉強の例をひとつご紹介します。
後輩は1年後2年後卒業しますよね。
就職する人、大学や専門学校に進学する人などさまざまな進路があります。
社会に関わるときには、面接や面談という難関に必ず立ち向かわなければなりません。 自分をアピールしなければ、相手のニーズにマッチしません。
そう考えると、図書室で面接や面談にも役にたつ、公開プレゼンテーション練習や体験の場を開催してみてもいいと思います。
教室とは違う空間こそ意味があるのです。
まず内容を告知し、参加者を募集します。
「社会に出ても役にたつ自己アピールの練習!」
「疑似面接!前もって練習すると身になる講座!」
「本を使ったディスカッション会議!」など、
開催する目的を必ず伝えてください。
生徒全員が対象ではなく、興味がある生徒にむけた練習の場でいいのです。「発表する人・体験したい人」と「聞いてみたい人・見てみたい人」に分けて募集するのも面白いですよ!
つまり、図書室を月1~2回公開プレゼンテーションや体験の日と決めます。開催日までに図書室にある本を自分で選び、読んでもらいます。
その本の概要・読者の興味あるところ・本のオススメポイントなどテーマを決めて、3分前後でプレゼンテーションしてもらいます。プレゼンテーション後に、質疑応答でコミュニケーションして下さい!
特典は、本屋さんのように、プレゼンテーションの内容をポップにして、「オススメの本」として置いておくのもいいですよね!
図書室を利用させるのではなく、社会勉強の場として、体験の場として図書室を利用するのが・・・みことおじちゃんのひとつの例です。
今回のように「ひとつの例」を、まず伝えてあげて下さい。
人 は、ひとつの例がわかると、その内容をアレンジしたり、違った発想を思いついたり、連想したりし、いい案が出てきます。
ひとつの例を理解して発想を膨らませ、息子さんが「自分の考えを学校や先生に伝える」ことこそが社会勉強です!
それが、後輩の為に!学校の為に!自分の為に!なることを期待してます。
継続は力なり!
みことおじちゃんの思い!
社会勉強に観点を置くと、学校側も生徒側もニーズ&ウォンツの仕組みがわかり、やりたいこと・やらなければいけないことが出てくると思います。
「読む・考える・準備する・話す・伝える」そして、色々な意見を聴く!
それが、コミュニケーション・学びのポイントの始まりかもしれません。
それを実現する場所が図書室!って、夢と希望がありますよね。
生徒は、先生の負担が増える大変さや教えることの難しさを理解する。
先生は、生徒が学ぶ大変さや未来への不安も理解する。
相互理解ができたときに、未来につながる絆が大きく開くと信じて!
本の楽しさが伝わりますように!
みことおじちゃん
少しでも本にまつわる相談に対応できるように、素敵な本を読んで情報発信したいと思っております!よろしければ、応援よろしくお願い致します!