パズルのピース(3)
先日、以前住んでいたところで娘も私も親子共々仲良くしているママから電話が来て、2時間も話込んでしまった。この場所は、娘が1歳半から小2の時まで旦那の転勤で居たのだが、このママとは幼稚園3年間の頃の色々と大変な時期を乗り越えた戦友だ。(この子達にAurora arcをプレゼントしたので、「ぱやぱぱー」というと続きを歌い出す可愛さ)
幼稚園の送り迎えには、当然親が付いて行かなければならないので、親同士で話をする機会が増える。迎えに行くと、園庭で子供が遊ぶのだが、なかなか帰ろうとしない。それで「じゃあ今度〇〇ちゃんちで遊ぼう」とかいう話の流れになり、お互いの家を行き来するようになる。そうして、ある日同じクラスになった女の子のママに「引っ込み思案なうちの子が、〇〇ちゃん(娘)と一緒なら行ってみたいっていうから、スイミングの体験教室一緒に行ってみない?」と言われ、行ってみる。すると、誘ってきたその子より、誘われたうちの子の方がスイミングにハマってしまい、どんどん上達し、誘ってきた子は悔しくて泣く…という事があった。
2時間電話したママの娘と私の娘は、大人しい子と自由人(うちの娘)という感じで正反対だし、2人とも絵を描くのが好きなせいか、はたまた性格の凸凹がピッタリ合うのか、ずっと仲良く遊んでいる。LINE電話しながら大人しいなと思うと、色々の近況を話したあとにお互い黙々と塗り絵をしていたのには笑った。
その地域はその地域で生まれ育ってそこで地元の同級生と結婚して…みたいな人達が一定数いる地域があり、その人達の子供4人でスイミング、習字、ピアノ、そろばん…同じ習い事に通わせて朝から晩まで毎日のように行動を共にしていたような人達がいた。
私の娘は引越しを2回した為に習い事はもう何もしていないが、その4人は結局次第に個性が出てきて、それぞれ1つぐらいの習い事のみをバラバラに続けているそうだ。
私は絵を描くのは得意じゃないし、旦那の絵も酷いものだった(笑)。だけど娘は絵を描くのが好きだ。
私は体育が1番苦手な教科で、旦那は子供の頃から野球をしていて、運動神経がすごく良かった。そして娘はボールを使ったり運動する事が好きだ。
娘が保育士になりたいと言ったので、ピアノを習わせてみると、教え方が優しい先生で、ピアノを好きになってぐんぐん弾けるようになったのだが、引越しして、先生が変わると、『楽しくない』と言い、更に先生が変わると『辞めたい』と言い出した。
結局は、自分のパズルの図柄を理解していないと、近い図柄や色の部分を探せない。
形を理解していないと、ピースがはまらないのだ。
自分のピースの形と図柄を確認する為に、結局自分が今好きな事、したい事を選択して行くのがパズルを完成させる近道なのかなと思う。