レディファースト
アメリカの開拓時代の話を聞いた。
夢の国にある、ウェスタンエリアのような場所。
西部劇などでよくある、両開きの扉があるバーのような場所から腰に銃をぶら下げた男の人が外へ出ていく。
外は荒野。1歩外へ出れば誰が狙って来るか分からない。
そこで出てくるのが
【レディファースト】だ。
お先にどうぞと女性を先に外へ促すが、そこで女性が銃で打たれれば、今は出て行かない方がいい、危ないという事になる。
どのぐらい危険かを察知するためには女性を先にどうぞと促しておき、男性は自分の身を守る。
レディファーストの始まりというのはこういう事らしい。炭鉱のカナリアだ。
もともとアメリカという国の国旗、ユニオンジャックって言うの?あれは、イギリスが植民地にした国の国旗に付いているから、アメリカに渡ったのは、元イギリス人だという事になるのだろうが。
レディファーストと聞いて、ずっとずっと女性を大切に思っての「お先にどうぞ」だとばかり思っていた。ものの見方を変えるだけで現実が180度ひっくり返る。
そう考えると、昔の日本では、【女性は男性の三歩後ろを歩く】という考えがあるが、あれは「男尊女卑」じゃなくて、「何かあった時には女子を守る」という昔の男子の優しさだという事になる。
やるなぁ、日本の男子。
もしかしたら自分が気がついていないだけで、【レディファースト】みたいに全く逆の事を思い込んでいるパターンがまだまだ沢山あるのかもしれない。
それに気づくには、きっと「なぜ?そうするのか」という疑問を持つ事から始まるのだろう。
なぜみんなが一斉に学校へ行かなくちゃいけないのか?
なぜ毎日3食ご飯を食べるのだろうか?
なぜ毎日ヘトヘトになるほど働くのに家でボーっとゆっくり休む事が出来ないのだろうか?
なぜ?
なぜ?
なぜ?
なぜ?と考える事が、多分自分の中の「常識」を180度ひっくり返すきっかけになるのだろう。
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