「放送大学スタイル」のアートプロジェクト

昨年末の斬新な
アートプロジェクトについて。

少し前から「アート・セッション」と色々な分野（植物、建築、食、音楽など）の専門の方々とコラボをしてみたいと思っていました。

イメージは対話型鑑賞＋αの学びの場。アートをさらに楽しむ為にも知的なアプローチにトライしてみたいと。自分は、放送大学の卒業生で在学中人生で初めて“学ぶ楽しさ”を知りました。放送大学は、今振り返ると家や仕事場とは別の自分と社会、世界を新鮮に出来る場『サードプレイス』だったと思います。今後は、その様な場作りを一歩ずつカタチにしていければと思っています。

　そのタイミングで高山明さんの企画【マクドナルド放送大学】というアートプロジェクトを知りました。町中のマクドナルドを大学に変えるプロジェクト「教授」はなんらかの理由で故国を離れることになった移民や難民。レクチャーをドリンクと一緒に注文して聴講するという新しいアプローチ。実際に私がオーダーしたのは「建築」「リスクマネージメント」「犯罪学」通訳なしでのリアルな温度が伝わってくる声１０～２０分ぐらいの手軽さもマクドナルドのカラーとマッチします。「教授」一人の経験、考え方から世界を“知る”きっかけになる。とても刺激的な時間でした。